情報戦で中国に完敗の日本ーー小林さんに友人からのメール

2014-02-03
みなさん へ   友人の一人が 下記メールを転送してくれました。 全く この意見に 100%賛成。 これを 外務省や内閣府が 英語で上手に論理的に組み立て 世 界各 地の 大使館・領事館を通じ 現地マスメデイア へ発表してもらいたい。
これを書いたご仁は 元・三井物産勤務 です。 ご参考までに。

安倍総 理の 靖国参拝に対し世界の主要国から批判が出ています。アメリカは大使館、国務省に続

き国防 総省 まで「近隣諸国との関係を改善するよう」要請しました。特に世界の世論に影響力があ

る主要メデイアが中国の主張に沿った様な報道をしています。WSJ、ワシン トン ポスト、NYタ

イム ズ。 EUのアシュトン外相、イギリスのBBC放送、FT、 ガーディアン、豪州の有力紙「オー

ストラ リア ン」は「靖国参拝は外交的失敗」「日本のオウンゴール」と批判。親日台湾の外交部は

「歴史 を忘 れるな」「近隣国や国民感情を傷つける行為をするな」、シンガポールも日本を批判。

ロシア のラ ブロフ外相は「ロシアの立場は中国と完全に一致する」「誤った歴史感をただすように

促す」 と 言った具合です。正に日本は四面楚歌です。

これは 情報 戦で完全に中国に負けているという事です。中 国が「軍国主義に突き進日本」と批判し

ても我々自身は全くそんな意識はないと言えます、しかし極東の状況な ど良 く分からない多くの国

は段々と洗脳されて行きます。こうした動きに対し日本で は感 情的反発や中国、韓国だけの反 発で

アメリ カの 「失望した」発言は強い表現ではない、とか「日 本は全然孤立していません」と断言す

る評論 家も いますがその証拠は示していません。「大したことない」派の人たちは明確な発言の裏

付け証 拠を 示さずで極めて「主観的」「印象的」意見を言っているに過ぎません。

日本は 第2次世界大戦前「国際世論なんて関係な い」「満州国は日 本の生命線!世界が反対しても

関係な い」 「世界が反対するのなら国際連盟なんて脱退だ」など「国際世論」を非常に軽視しその

結果が 敗戦 です。「孤立は破滅」という事を我々は忘れてはいけないと思います。

中国の 外交 戦略は実に巧妙です。総理の靖国参拝に対し対日反対デモを封印しました。前回の尖

閣問題 での 官制デモで世界中から異常な国中国を印象付けた事 への反省です。その代わりに安倍政

権の右 翼 化、歴史認識を前面に「日本は軍国主義化している」「日本は歴史の修正を目指している」

という プロ パガンダを在外大使を使って全世界に向けて展開し日本のイメージ低下を図っています。

韓国は フラ ンスでの漫画展で従軍慰安婦漫画を政府肝いりで展開しています。それらの結果として

日本を 孤立 させ戦勝国(アメリカ、中国、ロシア、+韓国)で反日統一戦線を作ろうとしています。

中傷合 戦は 品格がなく泥沼化するという意見もあります。しかしその我々の感覚は日本の常識で

世界では通じません。自らの意見を理路整然と 反論しないと中国 の言っている事を認めたと認識す

るのが世界の常識です。中韓のこうした姿勢が 普通の日本人まで 中韓嫌悪感を増す原因になってい

ます。中国、韓国は60年以上前の日本の姿を 声高に非難し続け ていますが戦後の日本は平和に徹

しアジアの発展、中韓の経済発展にも多大の支 援をした事実を無 視しています。そうした事実を知

らない(知らされていない)両国の庶民や世界 の諸国が間違った 日本感、日本人感を知らない間に

擦り込まれる事を危惧します。その戦略の延長 戦に中国は武力で 尖閣列島の実行支配とその後の沖

縄侵略を目指しています。冒頭の親日国まで物 対日批判を見てい ると現段階では中国の戦略はある

程度成功していると言わざるを得ません。

中国と同じ土俵での反論出は泥沼化する丈で効果がない と思 います。安倍総理の言動に加え公共放

送のNHK新会長の発言などが中国、韓国に対日批判の口実を与え世界 にそ れを裏付ける姿に映っ

ています。集団的 自衛 権に憲法改正が今年の政治課題として話題に成っています。平時であれば大

きな問 題に ならないこれらの課題は今この時期に、となると中国にある程度洗脳された諸国は我々

の想像 以上 に深刻に受け止めるだろうと想像されます。

それでは我々はどう対応すれば良いか、を考えて見ます。

基本は「日本は民主主義国家であり日本政府は選挙で選ばれた代表であ り国 民の意思を無視して戦

争など出来る体制ではない。欧米と同じで言論の自由、信教の自由、そ して 何より民主的に国民の

意思で代表を選んでいる。毎年総理が変わると揶揄される程に国民の意 思に 反して如何に安倍総理

が軍国主義に走ろうとしても次の選挙で落選する仕組みがある。そこが21世紀に なっ ても未だ共

産党一 党独 裁国家で日本や米国、欧州の様に言論の自由、信教の自由み民主的選 挙もない中国とは

基本が 違 う」と反論するのが一番効果があると思います。

欧米諸 国、 メデイアにはこの中国の共産一党独裁と民主主義国家日本という極めて単純な事実を意

外忘れている様にも感じます。

外国へ の発 信は「共産党一党独裁国家中国は~」を「枕言葉」にする事で全世界に中国の真実を思

い出さ せる のは効果的だと思います。先般、共産一党独裁を批判した民間活動家が国家転覆罪で有

罪判決 を受 けました。これなどは正に中国が如何に独裁国家で言論の自由もないかの証拠です。

「日本 は軍 国主義化している」と非難されたら「いえ日本は自由民主主義国家です」と答え「中国

はアメ リ カ、イギリスは仲間だと言いますが何で選挙をしないのですか。いつ民主的選挙するんで

すか」 と問 いかけるのが良いと思います。

劉暁明 中国 駐英大使は靖国神社はアジア侵略戦争のシンボルとして使われて来たし戦争推進者の

軍指導 者が 祭られている。戦争で苦痛を受けたアジア諸国の感情を無視し安倍総理が参拝した。

安倍総 理は 口では正義と民主制度、平和と対話を口にしているが実際の行動は逆で過去の軍国主義

を悔い 改め ていないし謝罪をしようという姿勢も見せていない。ここで問われているのは日本のリ

ーダー が国 連憲章の目的と原則を守り平和を保とうとしているのか堂か、日本が本当に信頼に足る

存在な のか どうかという点だ。彼は自国が「侵略者」だったかどうかさえ公式に疑問を表明してお

り自国 の侵 略と植民地配の歴史を最大限美化しようとしている。彼はアメリカに押し付けられた戦

後の平 和憲 法の改正を望んでいる。更に彼の同僚の麻生副総理は日本が「ナチス・ドイツから憲法

改正の やり 方を学ぶことができる」と述べた人物だ。彼は中国が脅威であるというイメージを熱心

に広め よう としておりこれは争いの種をアジア太平洋地域の国々の間に植えつけ地域の緊張を高め

それに よっ て日本の軍国主義復活させる為の便利な口実にしようとしている。歴史の例から、戦争

に負け た国 は二つの選択肢に直面する。一つはドイツの様に軍国主義を真摯に反省して謝罪するこ

と。ド イツ のアプローチは地域の安定と世界平和に貢献しており世界全体から尊敬を集めている。

もうひ とつ の選択肢は過去の侵略を否定し軍国主義を再び台頭させて戦争の脅威となること。

安倍氏 の行 動は彼がこの二つ目の選択肢を好んでいる事を示しており国際社会は警戒すべきであろ

う。中 国と イギリスは共に戦争を戦った同盟国同士である。我々の兵隊は肩を並べて日本の侵略者

たちと 戦か い莫大な犠牲を払っている。この戦争から68年がたったが日本の中には戦争犯罪の良

心の呵 責を 全く見せない頑固な人間がつねに存在している。彼らは世界の平和にたいする深刻な脅

威であ り中 国人はこの様な試みを許すわけにはいかない。中国とイギリスは共に第二次大戦の戦勝

国であ り戦 後の国際秩序の構築ににおいてカギとなる役割を果たしてきた。我々は平和的な戦後の

総意を 無効 化し国際秩序に挑戦しようとするいかなる言葉や行動にたいする反対を国際社会に働き

かける とい う共通の責任がある、との声明を出しています。こ の英国大使の対日批判発言は他国の

中国大使も同じ発信です。要は中国政府の新外交手段です。

如何で す か。これを読んでイギリス人は「そうだよね~」と納得しているかも知れません。これに

対し日本の政府(外務省)は安倍総理は二度と戦争をしない誓いで靖国 神社 を参拝したのだ、と反

論していますがこれでは説得力はないと私は思います。同じ土俵、論点 での 反論では無く上記の様

に別の切り口での反論の方が効果があると思います。

例えばこの中 国大 使の発言への反論は:

日本と イギ リスは自由民主主義国家。中国は選挙も信教の自由も言論の自由もない共産党一党独

裁国 家。劉 暁明中国駐英大使は日本の「軍国主義復活」を警告するがその中国は21世 紀になった

今日で も 「共産党の一党独裁国家」で日本や英国では当たり前の民主的選挙、言論の自由、信教の

自由な どは 存在していない。一方、日本は戦後自由民主主義国家として蘇り英国と同様の体制にな

ってい る。日本は「自由民主主義 国家」であるが故に国民の 力は非常に強く「毎年首相 が変わる国」

その様 な日 本で首相が軍国主義を目指したとせば彼は次の選挙で敗北する。平和を求める日本国民

は「東 日本 大震災」という大災害にあっても「暴動を起こさず冷静に対応する」ことを世界に示し

た。 我々は 間違いなく「平和を求める民」である 事を申し 上げる。

中国は日本の こと を「日帝」、英国のことを「英帝」、米国のことを「米帝」と呼んで敵視して き

た。共 産国 家の代表であったソ 連は崩壊したが共産中国は生き残った。中国は 経済 に「資本主義」

を入れ る事 で奇跡的成長を実現したが政治体制は依然として「共産党の一党独裁」なのである。

つまり この 国の本質はレーガン大統領がかつて「悪の帝国」とよんだソ連と変わっていない。彼ら

はいま だに 英国、日本、米国などを憎悪し「破滅させる」というイデオロギーを信奉している。

彼らは否定するだ ろう が何故、民主的選挙 を行わない のか。何故、言論の自由を認めないのか。

「一党 独 裁」は日本人や英国人、民主主義国家では「異常」な体制であり中国が「英国の仲間」と

言うな らい ますぐ「民主的選挙」を実施するべきである。自由民主主義・日本を「軍国主義」とよ

ぶ中国 は自 身が「とても特異な体制」であることに気づかなければならない。

日本は 第2次大戦で確かに英国と戦った。そして戦後日本国民は「英国とばかりでな くど の国とも

戦争を しな い」ことを固く決意している。事実、日本は第2次 大戦後、一度も戦争をしていない。

一方、 日本 を「軍国主義扱い」する中国はどうだろう。こ の国は第2次 大戦後、多くの戦争をして

きた。1949年の建国直後、中国はチベットに侵攻し120万人のチベット人を大虐殺した事実を忘

れては なら ない。その後も中印戦争(1962年)、中ソ紛争(1969年)、中越戦争(1979年)

など戦 争を 繰り返してきた。国内では毛 沢 東が1958年に開始した大躍進政策の 失敗で中 国では

2000~5000万人の国民が餓死した。1968~1977年 の「文化大革命」による犠牲者は1000万

人とも いわ れる。中国建国の父・毛沢東はこれでヒトラーやスターリンと並び称される虐殺者・独

裁者に なっ た。

小平は 中国 経済に奇跡を起こした有能な指導者であったが彼 すら「天安門事件」で数万人を殺し

てい る。今 の共産党指導部は「我々は 毛沢 東とは違う」というだろうがそれで あれば「な ぜ天安門

広場の ど真 ん中に毛沢東の巨大な肖像画が掲げられているのか」。ソ連は毛沢東と並び称されるス

ターリ ンの 独裁を悔い彼の死後、銅像や肖像画を速やかに撤去している。中国の首都北京の中心天

安門に掲げられている毛沢東の巨大な肖 像画は現在の共産党指導部 も「毛沢東の忠実 な後継者」で

あるこ とを 示していると言える。

2013年習近 平主席は「中国の夢」として「実現中国夢必須走中国道 路」 (チャイニーズドリーム

を実現 する ためには中国独自の道を歩まなければならない)「それは中国独自の社会主義の道であ

る」と語っている。日本の総理を「軍国 主義 者」と呼ぶ中国の国家主席は「今後も共産党の一党独

裁体制 を維 持する」と宣言した独裁者である、 という事を 自由主義国家は忘れてはいけない。

2010年に ノーベ ル平和賞を受賞した劉暁波氏は「民主化を求めた罪」でいまだに牢獄の中にいる。

中国は 「劉 暁波に平和賞を与えないよう」ノーベル賞選考委員会やノルウェー国政府を脅迫してい

た。それでもノルウェーはノーベル平 和賞 を与えた。すると中 国政府は 「平和賞授賞式に出席する

な」と 全世 界を脅しはじめた。しかし殆どの国 が中国の恫喝を無視して出席を決めた。激怒した中

国はな んと 欧米諸国への「レアアース輸出」を厳しく制限した。 これらを見ても中国は言葉で無い

を言おうが今も昔 も変 わらない民主選挙も言論の自由もな い「共 産党の一党独裁国家」であると云

う事である。

リーマンショックから始まった「100年に1度 の大不況」後、覇権国家米国の衰退を見て中 国は露

骨に派遣国家を目指し軍備力を拡大し力でのごり押しを始めた。中国は 南シ ナ海、東シナ海を完全

に制圧 すべ く日本、ベトナム、フィリピンなどと領土紛争を起こしている。

日本が 尖閣 諸島の領有を宣言したのは1895年。 それから1970年代に入るまで中国は一度 も尖閣

の領有 権を 主張しなかった。しかしそこに「石油」が眠っている可能性が言われると突然「尖閣は

中国固 有の 領土」と宣言した。尖閣が日本の固 有の領土で ある証拠は英国の大図書館にある中国で

出版さ れた1970年以前の地図を見れば分かります。どの地図にも「尖閣は日本領」になっている。

覇権国 家ア メリカは世界に民主主義を広げた。 共産陣営の覇権国家だったソ連は同じ体制を世界に

ひろげ た。 中国が世界の覇権国になれば民主主 義は否定さ れ選挙も言論の自由も信教の自由もない

一党独 裁体 制が広がる危険性が ある。中国が自由民主主義 国日本を「軍国 主義」と呼ぶのは日 本と

イギリ スを 分裂させようとする試みだと見なければならない。

如何ですか。中国の論理の土俵に乗るのではなく体制の本質論で反論す る方 が効果的だと思うので

すが外交の専門家である外務省はどう考えるのでしょうか。

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