8月, 2016年

新事業計画「子供のための出張歴史教室」を提案ーー早房長治

2016-08-14

8月10日に開いた、「秋のコンサート」準備会合の際、早房が新事業計画「子供のための出張歴史教室」を提案しました。

「第2次大戦後、日本の学校で歴史教育、とりわけ近現代史の歴史教育が行われていないのは非常におかしい。その結果、小、中、高校生はもちろん、50歳代までの人々が戦争とは何かも、平和の有難さも理解できない状況が生じている。一方、戦争の悲惨さを体験的に知っているのは、せいぜい70歳までで、体験を若い世代に伝えようとしても、体力的にあと10年以内にできなくなってしまう。文科省や現場の教師が今後も歴教育をやろうとしないのなら、志ある民間人がヴォランテァとして歴史教育を担うしかないのではないか」という認識の下に、有志が過去に日本人が闘った戦争などについての教材をつくり、全国の学校などに出かけて、自らの体験を交えて歴史を教えるという事業計画です。

この計画を実行するには、使命感とともに、かなりの規模のヒト、カネ、モノが必要です。「挑戦するシニア」の会員のできるだけ多くの方に参加してもらうだけでなく、私どもと志を同じくする有志や有識者を募る必要があります。企業や富裕な個人から資金を提供してもらうことや、全国の教育委員会関係者や学校現場の教師に私どもの計画を理解し。受け入れてもらわなくてはなりません。

いうまでもなく、いま行っている「シニアのためのコンサート」よりかなり大規模な計画です。慎重に計画を練り、スタートしなければ、成功はおぼつかないでしょう。会員の皆様の御協力をお願い申し上げます。

下記は10日の会合出席者にお配りした計画趣意書です。会員の皆様からご意見をいただけると幸いです。

「挑戦するシニア」の新しい社会事業

「子供のための出張歴史教室」

<趣旨と目的>

 第2次世界大戦(アジアでは太平洋戦争)が終了してから70余年が経過した。この間、日本の学校で起きた最も奇妙な出来事は歴史教育の欠如、とりわけ近現代史に関する教育をまったくといっていいほど行わなかったことである。この結果、子供や若者はもちろん、50代までの人々は戦争の悲惨さも、ひいては平和の有難さも理解できない。このような状況の下で今日最大の問題は、戦争の悲惨さを体験した世代の大部分が今後10年間にいなくなってしまうことである。

 2016年7月の参院選の結果、自民党などの改憲勢力が衆参両院で3分の2を占めたことによって、今後、憲法改正の動きが現実化するであろう。何をどう変えるかは国民が決めることだが、自国の近現代史を知らない国民が正しい判断をできるとは思えない。正しい判断を下すためには、相当程度の歴史的知識が必要である。本来なら、文科省や現場の教師が工夫を凝らして歴史教育を行うべきだが、今後も、従来と同様にできないというなら、戦争と平和を体験的に知るシニアがヴォランテイアとして担うほかない。

 私ども「挑戦するシニア」は上記のような考え方から、学校かその周辺の施設に会員か同志を派遣して、子供たちに歴史教育をするという大役を買って出ることにした。私どもの歴史教育の狙いは、まず、歴史上の事実を子供たちに正確に伝えること。次に、その原因や背景を分析してみせること。第3は、歴史の教訓を今日や今後にどう生かすべきかについて、子供たちとともに考えることである。とりわ歴史上の事実を伝えるにあたっては、できるだけイデオロギーを排し、事実を選択する幅を広げるように心掛ける。

<教育の対象>

 初めは小、中学生。2年目以降に高校生を含める。近い将来には大学生や若い社会人も。

<教え方>

 ◍ 30分のレクチャーの後、30分間の質疑応答が基本
 ◍ 映像、漫画、絵画などをできるだけ多く利用し、子供が理解しやすいように工夫する
 ◍ 教え方の研究と資料整備に3か月かける

<教室>

 主に学校、公民館などを借りる。「挑戦するシニア」本部オフィスを使うことも。

<歴史教室の存続期間>

 ◍ 第1期 発足から5年間。
 ◍ 第2期 活動を続けられるに足りるメンバーが元気で残っている場合は、あと5年間。
 ◍ 第3期 存続した方がいい場合は、若い世代に譲り、活動内容を一新する。

<資金計画>

 ◍ 子供のための歴史教育基金をつくるーー寄付を募って1000万円~2000万円規模に(当初)。できれば5000万円規模まで増額。
 ◍ ランニングコスト(年間) 約500万円
 ◍ 授業料ーー交通費実費+資料代3000円(受講生100人以内の場合、器具代は別)
 ◍ 講師謝礼 1日1万円。((講師は授業を行うとともに、報告書を作成・提出)

                                 (以上)

 

秋の「シニアのためのクラシックコンサート」に友人・知人の勧誘をーー早房長治

2016-08-12

 9月5日(月)午後7時から開催する、秋の「シニアのためのクラシックコンサートのためにプログラムを
「600枚作りました。さる10日の準備会合の際などに400枚を送ったり、会員が持ち帰って下さいました

が、まだ200枚余が残っています。

 できるだけ多くの方が、できるだけ多くの方が友人・知人にプログラムを配り、勧誘して下さい。必要枚数

と住所を早房に知らせて下されば、直ぐに郵送いたし

 また、男性の仲間で当日の会場整備を手伝っていただける方は、午後5時30分に、いきいきプラザ1階ロ

ビーにお集まり下さい。    (早房長治)

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