1月, 2016年

沖縄県知事は地元の民意を尊重しているかーー守山淳

2016-01-31

米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の市長選が行われ自民・公明が推薦する現職

の佐喜市長が再選されました。普天間飛行場の名護市辺野古移設に対する姿勢が争点とな

った選挙は辺野古移設を否定しない佐喜現市長と移設に反対で翁長知事に支援された志村

氏との一騎打ちでしたが移転賛成の民意となりました。地元では民意に耳を傾けないのは

翁長知事だという批判の声が多いそうですが今回の選挙は正にその事を裏付けたと言えま

す。県民の民意を無視する日本政府と国連まで出掛けて国際世論の支持を得ようとしてい

る翁長知事は今回の民意を無視するのでしょうか? ただ沖縄の地元紙は自分達に都合の

悪い事は報道しない習性がある様で知事に選挙での民意を尊重しないのか?という質問は

一切していません。

普天間飛行場(宜野湾市)の移設作業が進む米軍キャンプ・シュワブ(名護市)に隣接す

る辺野古区は条件付きで辺野古移設を容認しています。翁長雄志知事は国連人権理事会で

「日本政府は民意を一顧だにしない」と述べましたが辺野古区の住民は「知事は区の民意

を無視している」と反発しています。

そもそも一国の安全、国防は本来政府の責任の下で遂行されるべき案件であるのに沖縄県

知事は政府の頭越しに米国へ、中国へと独自外交を展開するのは極めて不自然ですし今回

の選挙結果を踏まえれば知事の海外での発信は正に民意を無視した駄々っ子の言動と同じ

だとも言えます。この辺り地元誌は確りと知事の姿勢を質す必要があると思います。

テントに違法駐車、道路に寝転がっての妨害。シュワブのゲート前では移設反対派による

無法状態が続いています。道路をふさぎ辺野古区民は通学、通勤や買い物に支障を来すこ

ともあります。ゲート前には連日100人前後の反対派が集まるが常に参加する辺野古区

民は2人だけ。名護市議で辺野古区在住の宮城安秀さん(60)は「約1500人の区民

の7~8割は条件付きで移設を容認している」と話します。辺野古商工社交業組合理事の

飯田昭弘さん(67)は「政府は辺野古で日本一の街づくりを進めると約束した」と2本

の滑走路をV字に建設する現行移設計画が決まった平成18年を振り返ります。

名護市は20~22年度に市道整備などで辺野古・豊原・久志の3区(久辺3区)に約2

億3000万円の米軍再編交付金を充てました。3区の行事などに使う約6億円の基金も

交付金で積みました。ところが22年の市長選で移設容認の現職を破って稲嶺進氏が市長

に就任すると交付金は止まりました。移設が実現すれば久辺3区が最も影響を受けますが

移設に反対する翁長、稲嶺両氏とも3区の住民の声に耳を傾けようとしない。昨年5月に

設けられた政府との懇談会は3区の住民が声をあげられる唯一の場。隣人としてシュワブ

の米兵と接することに「違和感はまったくない」と飯田さんは明言しています。「中国の

軍事的脅威に備える国防の観点から辺野古移設は不可欠だ」。しかし政府・自民党に不満

もある。「辺野古移設の抑止力上の意義についてひざ詰めで県民に理解を求める努力が足

りない」と指摘しています。

沖縄の基地問題は複雑で悩ましい問題です。反対派が唱える様に沖縄に基地が偏重してい

る事は事実です。一方で力の外交を進める中国にどう備えるか? 戦争などしかけたら自

分達は偉い目に合うと思わせる事が抑止力になるのだと思います。その意味で地政学的に

見て沖縄にある米軍基地は中国には大変な脅威になっているのでしょう。だから中国は沖

縄から米軍基地が撤去される様に色々な形で日本国内での反対運動に手を貸しています。

尖閣列島で中国との軍事衝突があった時にアメリカは日米安保に基づき日本を守って呉

れると信じている国民が殆どです。否、今のオバマ政権は中国との全面戦争を恐れて出陣

しないであろう、という意見もあります。

添付はアメリカの外交専門誌「FOREIGN POLICY」誌に掲載された軍事研究機関のラ

ンド研究所を行った机上演習の結果です。結論は僅か5日で日本の完敗となっています。

何ともショックな事ですがこの報告は安倍政権への警告が目的では、と筆者は分析してい

ます。先の大戦は冷静に自国と相手国の実情・実力の分析をせず自信過剰と自分の都合の

良い点だけを過大評価した結果である事を考えれば一読に値するのだろうと思います。

軍事衝突は大きな被害と禍根を残し誰も幸せにはならない事を思えば備えを確りすると同

時に衝突回避に最大の努力をするのが政治であり国の外交なのだろうと思います。

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 守 山  淳 経営コンサルタント オフィス J.M.代表
   〒107-0062 東京都港区南青山3-12-12 南青山312ビル 604号室
   携帯電話 : 080-1075-6266   FAX : 03-6459-2112
   E-MAIL: jun1207@abox2.so-net.ne.jp

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自宅: 〒107-0062 東京都港区南青山4-15-16-301

      電話・FAX: 03-3796-5566

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オーストラリアにおけるシニアの病気予防システム。日本は?ーー小林昌三

2016-01-14

  ” 挑戦するシニア ” みなさま へ

新しい年が スタートしました。

恒例の 新年行事が各地で開催されました。 2016年が 皆様にとり 健康で平穏無事な一年で
あります様に 心から 願っています。

さて、みなさまは 日頃 どんな健康管理 を実施されていますか?

ここ 豪州では Pee & Poo (おしっこ と うんち・・・幼児用語)の Home Doctorへの提出が
義務ずけられており、とくに 70歳以上のシニアは 健康管理上 年に一度 はそれぞれを小さなプラチック容器に 少量い れて Pathology (病理学専門機関)に出します。

予め かかりつけの医師から 容器が患者(Patient) に手渡され、それを各自が適当に採取し、都合よき時に Pathology  を訪問し、提出する仕組みです。

これを Pathologist が詳しい分析をし、結果を かかりつけHome Doctor に届けられる。この他に、 血液検査 (blood test)が 3~4ヶ月に一度 行われ、これも詳細なデータ・数字となってHome Doctor のもとに届く。

これにより シニア各自の 健康状態が 一目瞭然と判明、もし 少しでも問題(例えばある数字が異常とか) が見つかれば 直ちに 担当医から連絡を受け、更に スペシャリスト(専門医)を紹介され 、そこを訪問し 徹底的な検査が実施される。

いわば 予防医学・事前検査 である。これにより 90% 以上のシニアの健康管理・身体の異常有無が 判明する。 シニア世代(とりわ け 70歳以上)の国民すべて 対象で、これらの検査にかかる 個人的費用は medicare system にて無料。国か 州政府 が 負担する仕組みになっている。
今、日本で 膨大な厚生労働省 負担の医療費が問題になり、とくに 高齢者世代に関わる予算が毎年 増え続けている。 益々増える 高齢 者への 医療費、何とか 少なく出来ないものか?

上記 Pee & Poo採取・分析 は いわば 病気の事前予防情報入手であり、 これにより未然に多くの 病 気が発見され、事前予防が可能になる。当然、医療費なども 低めに抑える事が可能であろう。
もちろん、このほかにも 日頃から 血圧・体温・脈拍 など なんでもない数字はHome Doctorにチェックされ、問診は もちろ ん 少しでも 身体に異常がないか? 気をつけている (毎月一回程度)。 これら 一連の健康管理に関する検査は シ ニア世代は無料である 。

おそらく、このシステムにて 豪州は 相当多くの 国や州政府の 医療費負担が抑制されいるのでは ないだろうか?
日本は 『国民皆保険制度』 で 安心して 病気管理が できている事は 大変 喜ばしい事であるが、毎年 厚生労働省と 財務省の 予 算折衝時に 大臣同士のやりとりが行われ、ニュースにて その数字(予算)が 発表される度に ため息がでるだけである。

本日は シニアの健康管理について チョッピリ 書かせて頂きました。

今年も どうぞ よろしく ご指導・ご鞭撻のほど お願い申し上げます。

豪ヒマ人  より

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