オーストラリアにおけるシニアの病気予防システム。日本は?ーー小林昌三

2016-01-14

  ” 挑戦するシニア ” みなさま へ

新しい年が スタートしました。

恒例の 新年行事が各地で開催されました。 2016年が 皆様にとり 健康で平穏無事な一年で
あります様に 心から 願っています。

さて、みなさまは 日頃 どんな健康管理 を実施されていますか?

ここ 豪州では Pee & Poo (おしっこ と うんち・・・幼児用語)の Home Doctorへの提出が
義務ずけられており、とくに 70歳以上のシニアは 健康管理上 年に一度 はそれぞれを小さなプラチック容器に 少量い れて Pathology (病理学専門機関)に出します。

予め かかりつけの医師から 容器が患者(Patient) に手渡され、それを各自が適当に採取し、都合よき時に Pathology  を訪問し、提出する仕組みです。

これを Pathologist が詳しい分析をし、結果を かかりつけHome Doctor に届けられる。この他に、 血液検査 (blood test)が 3~4ヶ月に一度 行われ、これも詳細なデータ・数字となってHome Doctor のもとに届く。

これにより シニア各自の 健康状態が 一目瞭然と判明、もし 少しでも問題(例えばある数字が異常とか) が見つかれば 直ちに 担当医から連絡を受け、更に スペシャリスト(専門医)を紹介され 、そこを訪問し 徹底的な検査が実施される。

いわば 予防医学・事前検査 である。これにより 90% 以上のシニアの健康管理・身体の異常有無が 判明する。 シニア世代(とりわ け 70歳以上)の国民すべて 対象で、これらの検査にかかる 個人的費用は medicare system にて無料。国か 州政府 が 負担する仕組みになっている。
今、日本で 膨大な厚生労働省 負担の医療費が問題になり、とくに 高齢者世代に関わる予算が毎年 増え続けている。 益々増える 高齢 者への 医療費、何とか 少なく出来ないものか?

上記 Pee & Poo採取・分析 は いわば 病気の事前予防情報入手であり、 これにより未然に多くの 病 気が発見され、事前予防が可能になる。当然、医療費なども 低めに抑える事が可能であろう。
もちろん、このほかにも 日頃から 血圧・体温・脈拍 など なんでもない数字はHome Doctorにチェックされ、問診は もちろ ん 少しでも 身体に異常がないか? 気をつけている (毎月一回程度)。 これら 一連の健康管理に関する検査は シ ニア世代は無料である 。

おそらく、このシステムにて 豪州は 相当多くの 国や州政府の 医療費負担が抑制されいるのでは ないだろうか?
日本は 『国民皆保険制度』 で 安心して 病気管理が できている事は 大変 喜ばしい事であるが、毎年 厚生労働省と 財務省の 予 算折衝時に 大臣同士のやりとりが行われ、ニュースにて その数字(予算)が 発表される度に ため息がでるだけである。

本日は シニアの健康管理について チョッピリ 書かせて頂きました。

今年も どうぞ よろしく ご指導・ご鞭撻のほど お願い申し上げます。

豪ヒマ人  より

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