安倍首相、安保法制は廃案にして、出直すべきだーー小林昌三

2015-09-17

みなさん  へ

外から見ていて 不思議に思うのは 日本の国会での 議事・審議など いわゆる衆参両院での各種委員会での進め方 であ る。  与野党の 質疑が 殆ど噛み合っていない・・・・その中で 与党・自民/公明党議員の 多数による一方的な 決定が行われ続けていること。 

沢山の 法案が 非民主的な 方法で 決まり 法案化しているのは 誠に残念である。この数日 おおいにもめている 安保11法案 成 立にむけ与党は 強行採決 を狙っている。

国会の外では 雨の中 大勢の人々が 反対のシュプレヒコールをあげながら、安保法案反対 で集まっている。
1960年 岸内閣当時の 様子を チョッピリ 想起させる・・・・ 何とか もっと時間をかけ全国各都市で 
国民が納得する説明を できないものか? 地方公聴会など たった1回だけ、また 中央公聴会も同じく 1 回だ け。

安倍総理よ! 今年4月に いくら 大見得きって 秋までに成立させると 米議会で 得意に
なって英語で演説したが、これはsubject to・・・・要するに 与野党が十分に審議の上・納得と賛成を前提 で と一行いれ るべきだったのではないか? 安倍総理の議事・法案審議のあり方が間違っている。 極論すれ ば 民主的なやり方ではな い!

もちろん野党など『戦争法案』 と決め付けているのも オカシナ話。 それよりも この国の防衛
のあり方・国民の生命と資産を守る・確保するには どうすれば良いか? という 民主主義国家として 立憲主義に基き 徹底 的に議論と 審議を 国会の 内外で 徹底的にやり そのまとめとして 衆参両院での 採決に持ち込むべきである。

この 数日 初めて 中央公聴会・地方公聴会が開催された が これ遅すぎないか?

今年の初めから 例えば 毎月一回ずつ 全国でやっていれば 9回も開催する機会があった。 その上でのま とめとして衆参両院での採決 に持ち込む。

どうだろう 一度廃案にして ゼロからやり直しては、 米議会には オキナワ普天間基地移設問題も含め日本の現状を  詳 細に駐米大使・佐々江賢一郎 氏 などから説明させる。

敗戦後の 日本人の意識にある 戦争へのアレルギーは潜在的に非常に強い。 これは 多分、欧米人には理解できないのでは ない か? その 一方 日本人の防衛意識は 非常に弱いか薄い事。 これだけ 周辺国のオカシナ 軍事的な動きが出てい るのに 大 方の日本人は平和ボケしている現実。 何もしなくても 憲法9条がまもってくれるとの バカな考え  が一部の 憲法学者などが 固く信じている。 現実は 日米同盟・日米安保条約があったお陰 ではないのか? 憲法・とり わけ9条は 殆 どアメリカから押し付けられ作成された と考えるべきであろう。

それを 何もせずに 手をこまねいて 守る事ができれば理想 だが、 ソウでない現実が起こりつつある・・・ そ ういう事態を 想定しての安保法制11法案の 改定 提案ではなかったのか? 自民・公明党など 与党の 丁寧な説明不足であ り、議 論・審議不足 と考える。

安倍さんよ、この際 一度 廃案にして ゼロからやり直しては如何だろうか? 一日本国民の意見として。

豪ヒマ人 より

コメント1件

  • 早房長治 | 2015.09.21 14:06

    (下記は守山淳さんのコメントです)

    小林様

     ご指摘の点は概ね賛成です。

    ただ、「多数による一方的な決定」という表現にはいささかの違和感があります。マスコミも

    与党の一方的な・・といった批判記事がありますが議会制民主主義の基本は多数決であるとい

    う基本を否定する表現だと思います。今の国会議員は先の衆議院選挙で国民が選んだ代表です。

    自分達が信任し国政を委託した代表である、という基本を忘れている様に感じます。勿論多数

    であれば何をしても良いのだという姿勢は否認されるべきで少数意見に謙虚に耳を傾け双方が

    異論・反論を尽くして最後は多数決になる決議で決着するのが議会制民主主義だと思います。

    安保法制議論の悲劇は政府側の説明不足や迷走という問題点もありますが同時に野党側は対案

    も出さず何でも反対、廃案を・・と叫ぶだけで中国・北朝鮮の脅威にどう対処するのかの視点

    が全く欠落して議論がかみ合いません。憲法学者は憲法を守って国が滅びてもいいのでしょう

    かね。集団的自衛権はどの国でも認められている国家の権利です。これが違憲であると言うの

    であれば日米安保条約も自衛隊の存在も違憲だと何故騒がないのでしょうか。私には学者のダ

    ブルスタンダードとしか思えません。憲法を死守するという理念主義と目の前に迫る国家の危

    険にどう備えるのかという現実主義を我々はどちらを優先すべきであるのか、という問題だと

    思います。

    何をしても全て反対、反対という野党に対し小林総理であればどの様に対応するのでしょうか。

    廃案にして出直せば野党はマトモに真剣に検討をするのでしょうか? 反対派は賛成派に変わ

    るのでしょうか。結局は最後は多数決で決める以外にないのだろうと思います。

    ただ、それにしても与党の姿勢、多くの反対があるのは認識していると言いながら裁決を急ぐ

    安倍政権に姿勢、手法には多きな疑問を感じます。これでは安保法制が可決されても多分違憲

    訴訟が起こり最悪の有事が起きても国民の一致した支持がなくて法が実行出来ない事態になる

    のでは、と思います。以前にも記しました通り安倍総理の初期動作「ホルムズ海峡封鎖」とい

    う例が大きな誤解を生んだと思います。最近になってホルムズの実際的リスクは少ない事を認

    めましたが少し世界の情勢を勉強していれば元々ホルムズ海峡の封鎖は非現実的であったと言

    えますがこのホルムズで我々はデッチ上げの米国ブッシュ政権のイラク戦争が頭に浮かび「ア

    メリカの戦争に巻き込まれる論」が蔓延したと思います。日本の課題は日本海周辺で起こる可

    能性のある隣国の武力衝突の際に日本の為に危険に晒された米軍を支援出来る法整備であった

    はずです。この一点に的を絞り説明するば殆どの国民は素直に理解したと思います。アメリカ

    の戦争に巻き込まれるから反対の日本の声はアメリカからみれば「冗談ではない。日本の為に

    アメリカの青年の命が危険に晒される日米同盟なのに日本は何もせず安全地帯で診ているだけ

    か・・」それなら日米安保は破棄し反対の多い沖縄基地は撤退しグアムに移転しようと米国内

    で声が出てくる可能性は強いと思います。既に米国では日米安保ただ乗り論の声が出ていると

    聞きます。日露戦争の後でドイツ軍の戦闘で苦戦をしていた英国からの支援要請を拒否した為

    に日英同盟が破棄され破壊の道を歩んだ歴史を見れば矢張り確りした日米同盟(日本単独では

    中国に対抗できません)の維持の為に集団的自衛権は行使可能とすべきだろうと思います。

    そうした丁寧な説明をせず、且つマスコミもそうした視点を報道せず戦争法案・徴兵制と煽っ

    ている姿は戦前マスコミが対米戦争を煽った姿勢と共通する危険を私は感じています。

    残念な事はその初期動作を間違えココまで拗れた中で裁決をするのは自殺行為だと思うのです

    が何故与党なそこまで急ぐのか・・・その背景が見えません。まさか安倍総理の面子の為でも

    ないと思いますし自民党の面子の為でもないと思いたいのですが・・・

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