人生の黄昏時に想うことーー小林昌三

2014-11-06

みなさん  へ

人生の “黄昏 時期” 、第3~第4 コーナーに 差し掛かっているシニアの皆さん、どんな充実した毎日をお過ごしでしょうか?

小生、数種のクスリを服用しながら、 余りお医者の世話になる事もなく 辛うじて 健康維持しながら元気 に生きています。

この頃 つとに思うのは「何事も続けること」、それが 誰であれ ・何であれ、” 力になる事” ……継続は力 なり。

勿論、個々人の生存・生き甲斐にも 当然  関連してくる。

例えば すべてのノーベル賞受賞者は「その事の失敗を繰り返しながら続けている」その結果 たまたま成功した例で、殆どの研究者や学者は……永遠に世間から評価されず人生を終えるのが99% だが 、1%  が「陽の目を見る」結果になる。

継続の前提は ヤッパリ「その事が好きな事」でしょう。やっていて ” 楽しく面白い事” 、当たり前だが………。

今回 青色LED 発明でノーベル賞受賞者 ・中村修二さんが いみじくも そのことを 話されている。

そして、それが 他人様のお役に立てれば それに こした事はないが………。

一方、Classic 音楽の好きな私は毎日 毎日 飽きもせず 何かのCD を聴いている。中でも大好きなのはドボルザークの” チェロ協奏曲” と”新世界交響曲” や Operaのアリア 等。

また、最近 日本「童謡」や 世界中で謳われ続けている 合唱曲の数々。讃美歌にも心に響くものがある。
CD だけでも 300枚以上あり、MD や 録音済み Tape 、100本以上、もちろん DVD も。

その日の気分次第で 取り替え 引っ換えしながら流している!

チェロやハープの心に響く音色は大好きで何回、何百回聴いても「飽きが来ない!」。

人生の ” 黄昏  ” 年齢のせいだろうか ? 映画 “On Golden Pond “……日本の題名「黄昏・たそがれ」でしたね?
この頃 あの映画を時々思い出します。

あの中で Catharine Hepburn (Ethel)と Henry Fonda (Norman)の会話 ・ やり取りが心にしみる………。

Ethel : ” You’ve been talking about death ever since I met you. But today was the first time I’ve really felt it.”
(貴方にお会いして以来 いつも死についてお話しされていたわね………私が貴方の死を現実に感じたのは  今日が初めてだわ!)

このセリフは Catharine Hepburn が Henry Fonda に向って言う……心臓発作に襲われた後に、優しくいたわりあうシーンで語る言葉。

あの 湖・Golden Pond(アメリカ北東部・New England地方に実在) に夕陽が湖畔の館にキラキラと反映、素晴らしい………その後 次のセリフ ;

Norman : ” How does it feel ? ”
(どんなに 感じるの?)

Ethel : ” It feels —-odd, cold, I guess. But not that bad, really.
Not so frightening , almost comforting , not such a bad place to go. I don’t know.
(何か奇妙で 冷たい感じ。しかし、そんなに悪くない。本当に怖くない、殆んど気が休まるぐらい。そんなに悪い所に行く感じではない、良くは分からないけれど) ……下手な訳でスイマセン。

また  梅原 猛 著「あの世と日本人」(NHK出版) は面白い。

更に、文藝春秋11月号「世界の死に方と看取り」は参考になる、ご一読をおすすめします。

余分な話で失礼しました。

なるべく後悔の少ない人生を過ごしたいもの。

Ciao  !   Ciao !

豪ヒマ人  より

コメント1件

  • 早房長治 | 2014.11.06 15:22

    (下記は守山淳さんのコメントです)

    小林様

     加齢の伴い若い頃にお世話になった先輩諸氏の訃報が増え、自分自身も病の襲われたりすると人生

    の第四楽章や死という事を意識しますね。特に自分の親の享年を意識する様になってきます。

    文芸春秋の11月号は読んでいませんが全く同じ頃の「きらめきプラス」に寄稿した「理想の死に様」

    を別メールでご参考に供します。現役時代は部下などに如何に正々堂々の生き方をするか、などと言

    っていましたが今は如何に死ぬか、という意識に変わってきます。自分が歩んで来た道のりの記録に

    残したいというのも人間の本能でしょうか。特に私は一人っ子でしたので既に子供たちや将来の孫の

    為に「守山家の人々」と題し父から聞いた祖父母や両親の生き様を小冊子に纏めました。これからは

    自分史と膨大な写真を整理して数冊の写真集を作ろうと思っています。

    今、日本では終活が流行っています。人生を閉じる準備です。身辺整理や自分の葬式の有り方まで決

    めておくのが流行です。矢張り高齢化社会ならではの風潮でしょうか。

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