対日関係での中国の狙いとウクライナ問題

2014-03-19

(下記の文章は守山淳さんが小林昌三さんに送ったメールです。中国の尖閣諸島・沖縄占拠論など極論と思われる点もありますが、全体として、非常に示唆に富んでいると思いますので、掲載しますーー早房長治)

小林様

 プログを拝読致しました。前回の英国でも中国大使の声明を一つの例として踏まえて日本は如何なる

論旨で反論すべきか、という視点での私の意見に「イデオロギー論」は効果的ではないというご意見は

理解出来ます。しかしその総論ではなく中国が世界に向って発信している「日本の軍国主義化」という

プロパガンダに対し如何なる反論が少なく共中国の論調に同調的に成っている親日国家におけるメデイ

アの理解を得られるか、と考えた時に一つの案として提案をしました。

「日本は中国が云う様な軍国主義化はしていない」と反論しても説得力はありません。戦後の日本が世

界に如何なる姿勢で対応して来たか。少なく共中国の如く何度も紛争当事者であった様な事は一度もな

く武力行使もしていません。それは我々日本人には説明を受けなくても良く分かっている事ですが他国

は良く分かっていない面もあります。丁度我々が欧州の国の戦後を的確に分かっているかといえば怪し

いのと同じだと思います。その意味で日本は民主主義国家で総理の一存で戦闘突入が出来る様な体制に

はない、という主張は同じ民主主義国家でのメデイアであれば直ぐに理解は出来ると思います。それは

即ち、中国が盛んに警鐘をならす日本が戦争を望んでいるのだ的な主張がウソであるとの理解に繋がる

のでは、と思う次第です。勿論それ以外の有効な反論があれば大いに賛成です。

 中国は以前に明確に沖縄は元々中国のものである、と主張しています。尖閣列島も歴史を見れば中国

自身が日本の領土と認知した書類は沢山ありますが彼らのシーライン確保の為にウソを承知で中国固有

の領土と主張しています。しかし彼らが手を出さないので日米安保の対象だとクリントン長官が明確に

中国を牽制した事が抑止力だろうと思います。しかし最近のオバマ大統領のシリア問題、そして今度の

ウクライナ問題で米国は武力行使はしないと中国は読み切ったと思います。中国が繰り返し世界に向っ

て中国の領土だと主張する背景には何れ武力行使で尖閣を実行支配しようという戦略があるからだと思

います。今は日本の実行支配であるから世界はその変更に反論をする。竹島も韓国が実行支配している

から日本は手を出せない。その裏側です。中国が我が固有の領土である尖閣を奪った日本から取り返す

のに何か文句があるか、と開き直るでしょう。世界は中国の行動に非難を浴びせるでしょうが今回のウ

クライナ問題で分かる通り文句は言うが武力衝突には至らないと今の中国なら判断するでしょう。

先般、太平洋総司令官が尖閣で衝突があったも米軍は出動しないと発言して問題になりました。もしそ

うなっても日本政府は「遺憾の意」を表するだけ。中国に対する経済制裁を米国は叫んでも今の米国の

迷走する経済状態,EUを見れば中国の市場を放棄出来るか、といえば出来ないと思います。

そうなった時に日本の国内で出てくる声は日米同盟不要論でしょう。いざという時に何も機能しない日

米同盟の為に長年沖縄県民に多大な犠牲を強いた米軍基地は何であったのか、という意見です。

正に中国に取っても理想の形でしょう。彼らの狙いは日米韓国の分断ですから。

そこまで中国は読み切っていると思います。そしてタイミングをみているでしょう。特に今回のウクラ

イナ問題での欧米の本気度を字~と見ている様に感じます。尖閣の次は沖縄の占領だと思います。

ここは何も武力で取るのではなく多くの移民を送り込む事で民主的に占拠する作戦を展開するのだろう

と思います。民主党が少子化対策で千万人の移民政策を進めようとして中国は小躍りしたと思います。

しかし幸いに民主党が政権を失ってこのチャンスが消えましたがそれでも中国は諦めず時間を掛けて武

力ではない手法で沖縄の占拠を目指すと思います。丁度日本の水源がどんどん中国資本に買い取られそ

れに対する日本政府の無策が目立っているのと同じ構図だと思います。

 

 ************************************

  守山   オフィス J.M. 代表   

    〒107-0062 東京都港区南青山 3-12-12 南青山312ビル 604号室

    携帯電話: 080-1075-6266   FAX: 03-6459-2112

    メール: jun1207@abox2.so-net.ne.jp

     自宅: 〒107-0062 東京都港区南青

コメントを書く







コメント内容



Copyright(c) 2012 Striving Senior, All Rights Reserved.