若者たちが投票に行く気になってくれました。
2013-07-20
先日、ホテルやレストランで働いている若者10人と話している際、たまたま話題が参院選になりました。そうしたら、9人までが「選挙には行くつもりがありません」というのです。「なぜ」と問うと、「勝負は自民党の圧勝で決まっているようだし、投票する意味がなさそうです」「投票したい政党も候補者まいませんから」という答えが返ってきました。
そこで、「君たちは安倍首相や自民党の主張に賛成しているの」と質すと、全員が「反対です」。「それなら投票に行かなくては。黙って棄権したら、賛成したと同じ結果になってしまうよ」というと、今度は全員が「?」。
私は10分間、若者たちに説きました。「君たちの政治に対する失望は理解できます。しかし、政治を変えるのは選挙しかありません。もし、若者の多くが投票して投票率が60%を超えたら、いま予想されているのと違う結果が出ることもありえるでしょう。今日の日本の民主主義にとって最も重要なのは投票率の引き上げることなのです」
嬉しいことに、話し合いの最後には、10人全員が私の意見に賛成して、「21日には投票に行きましょう」といってくれました。議会制民主主義の健全性を維持するためにも、全国の若者が投票に行ってくれることを期待します。
シニアの棄権なんて、考えたくもないので、この文章では触れません。
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