膨らむ日本の医療費、どうする?

2016-10-18

みなさん へ

2016年10月3日(月)放映の NHK 午後7時ニュースで 日本の医療費に関する報道があった。

国の社会保険料、なかでも 医療費の負担が莫大な金額になり、昨年度は 10兆円を越え、本年度は 30兆円にまで膨らむ可能性がある、と指摘されている。とりわけ 高齢者への負担が増え、後期高齢者への医療費負担の見直しをせざるを得ない・・・とか。

75歳以上の 所謂 後期高齢者への医療費がどんどん増え続け 現在の 10% 本人負担では とても財政が成り立たず、早急に 3割とか 5割負担への見直しが迫られているらしい。支払う側からは 困った・頭の痛い問題で特に 年金生活者には大変厳しい話しである。

そして、厚生労働省等 が負担する社会保険料軽減の 一案として、例えば今後 個人がかかる医者 や病院など 『かかりつけ医』を 一箇所に決め、そこでの個人負担割合を安くし、他の 医院や病院に診療の場合、そこでの負担額を大幅に増やす・・・・要するに同じ患者が数箇所の診療所や 病院にかかるのを 防ぐ・・・とか。

これにより、患者が病状の 所謂 セカンド・オピニオンを求め、他に行くのを減らそう、無くしたい。そうすれば 国の医療費負担額が減るであろう、と。果して そうであろうか?

私が 日頃 感じるのは医者が処方する クスリの処方量が多すぎないか? ということ。

この Australia では 必要最低限のクスリと量しか処方しない。個人的な経験で 日本では病院や医者から処方のクスリを全部 使い終わらないで 捨てることが多かった。

多分に製薬会社と病院・医者との関係で 必要以上にクスリをだしてはいないだろうか?

体育の日にあたり国民の健康調査が発表され 69歳以上の高齢者の健康が増進したと。10月9日の ニュースで報道されている。 元気なお年寄りが増えている訳である。

本来 高令化して行けば 自然と 死んでゆくが普通であろう。長寿化社会のお陰で 80歳を超えた お年寄りが 10年前や 昔に比較し 急激に増え続けている。 健常体で 80歳を過ぎても 直 元気で生きているならば 大変結構な事であるが、寝たきりや 胃婁などにより辛うじて 生かされている 80歳以上の高齢者も相当な人数であろう。

国が負担する社会保険料は少ない方が良いに決まっているが・・・今回の『掛かり付け医』を一人か一箇所に決めるだけで 大幅な社会保険料負担減に つながるか疑問に思う。 毎度の事で 厚労省官僚の 考え出した 患者の現状や 医療の現場を知らない・考慮しない提案ではないか? 

少子高齢化社会 は2017年以降も 日本はどんどん 進むであろう。そして 年金受給者数の増加と国(税金から)の 社会保険料負担の増額は 避けられない現象であろう。

であるならば、消費税増額を 前倒しにし実施するとか、例えば CASINO を新たにつくり財源に充てるとか・・・・抜本的医療制度の見直し 議論するとか早急にやってもらいたいものだ。

豪ヒマ人の つぶやき です

Oct./09/2016 at 22:30 local time wrote

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