保育所問題、なぜ解決に向かわないのかーー小林昌三

2016-04-05

“挑戦するシニア” みなさま へ

新年度がスタート、各地で 入社式・入学式・入省式など盛んに行われている。 若い人々の活気
溢れる時期の到来。 桜花も各地で 満開の便りが届き 素晴らしいシーズンです。

人それぞれ 新たなフレッシュな気持ちで 人生のスタートを切ったことでしょう。

真新しい 制服や背広・スーツなど身にまとって通学・通勤の様子、昔若かりし頃が思い出されます。
TV で 皇居・近辺 桜花の様子が映され、日本の春の光景が 如何に素晴らしいか!観光客の
多く訪れるのも 当然でしょう。

さて、数十年前と この十数年間に変った様子で一番気になるのは 主婦の職場復帰者が激増した事 ではないでしょう か?

大昔は オバアチャン・オジイさんや 親戚の者達が 幼児を預かったり、面倒をみていたが核家族の時代になり、大家族は 最近 殆ど みら れなくなった。

結婚・妊娠・出産後 もし 主婦が 仕事に復帰する場合、『子供施設』 が必須であるのは言を待たない。 そして、この為 保育所・ 託児 所など 探すが なかなか見つからない。あっても満員とか数ヶ月待ちとか 保育士不足で 預かって貰えない等の事情があり、現実に 昨年度 4 万5千人以上の待機児童 がいると 報道されている。

政府や厚労省 がようやく 重い腰を上げだし、各市区町村と 連絡を取り始めたらしい。

商業施設内に 託児所を設けたり、お茶の水女子大と文京区が共同で『こども園』 を開設したり 新たな 取り組みが 始まった。誠に 結構 な 喜ぶべき ニュースである。

ただ、残念ながら これは 氷山の一角の取り組みで、例えば 幼児の面倒を見る 保育士数の不足や 給与が低い等 問題のため、4万 5千 人 待機児童解消までは 行かないらしい。

少子高齢化と人口減少、労働力不足などから 主婦等の職場復帰は 昔と異なり 7割以上で 社会情勢の変化から 当然ではないだろう か?

そこで 是非みなさんに お考え頂きたいのは 安心して幼児を預ける場所をもっと増やして 欲しい 事である。 こう いう問 題は 繰り返し・しつっこく厚労省や市区町村に要望 しないとなかなか
解決・実現 できない。

因みに 東京都・世田谷区だけで 1200人の待機児童が居る 事実を 保坂展人区長が認めて
いながら 具体的解消策を何も発表していない。 こういうスタイル・態度が問題で マスメデイア
等 糾弾すべきでないか?

春爛漫、安心して幼児を預け 気持ちよく お花見を楽しみたいものである。

豪ヒマ人   より

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