福島原発全廃宣言を歓迎するーー小林昌三

2016-03-14

“挑戦するシニア” みなさん へ

3月12日 公明党・山口代表が 『福島原発を全廃する』 と宣言した。原発再稼動を巡り 自民党との温度差を感じさせる 発言では ある が。

それによると 『福島県内すべての原発を廃炉にして再生可能エネルギー研究・開発体制確立を目指す』 べきだ との宣言をまとめた。

また 放射能の検査体制を強化して 安心・安全できる福島県産品のブランド化を進める・・・と。
もし、実現できれば 大変結構なことで 福島県民のみならず 全国民が歓迎すべき宣言である。

更に 原発全廃運動が全国に広まって55基あるすべての原発廃炉になれば素晴らしい!

すでに ドイツではご承知の如く、メルケル首相が2010年に 原発依存廃止を閣議決定、2020年までに 全ての原発を廃 炉に すると決めている。不足エネルギーはフランスから購入、国民に供給すると決めている。

日本の場合、近隣諸国から エネルギー源を購入するわけには行かない、それ故 太陽光発電とか 自然再生エネルギーに依存せざるを得 な い。

今、安倍政権は 原発再稼動により エネルギー不足解消・確保を目指し、一部停止中の 原発再稼動に向け、経産省に指示を出してい る。

二度と 福島原発事故の様な災害が起こらねばよいが、地震大国日本 では、今後いつなんどき再び 大地震が起こるか  誰も 予想できない。 従って、 出来る限り原発廃炉が好ましい・・・・おそらく 安倍政権も そういう事実を踏まえ た上で 一 部原発再稼動開始の ”Go !” サインを出したものと思慮する。

今夏の参議院議員総選挙で の与党・野党の争点は何か?

難問山積、内外共に 複雑で容易に解決の見通しの立たない問題が 目白押しである。

その中に この エネルギー再生・原発の扱いどうするか も当然 含まれるであろう。
そういう 先の事を 考えての 公明党 『福島原発全廃宣言』 だったと思う。

あとは どのようなスケジュールで 廃炉にし 放射性廃棄物処分をするか? であろう。多くの地方自治体や 県・市町村の反対を説得 し、 賛同を得ながら エゴを押さえつけ 原発廃炉を現実化するか 大きな課題である。

『言うは易し 行うは難し』 であるのは格言通りである。

豪ヒマ人  より
 

コメント2件

  • 早房長治 | 2016.03.14 6:51

     公明党委員長福島原発全廃宣言を歓迎する点では、私は小林昌三さんに全面的に賛成します。しかし、公明党委員長の宣言を待つまでもなく、福島県は原発全廃を宣言しています。もし、政府が福島県下にある原発の再稼働を押し付けようとしても、福島県知事は拒否するでしょう。もし、再稼働を認めたら、その知事は次の選挙で確実に落選するでしょうから。福島県民は原発問題が現在もほとんど何も解決していないと肌で痛感しており、原発に対する拒否感は5年前と同じくらい強いのです。

     私は先月、福島をはじめ東北被災地を2年半ぶりに視察してきました。安倍首相は「復興の進行」を強調していますが、被災地の現状、とりわけ福島の現状は悲惨です。私は簡単な被災地報告を、できれば今週中に書きたいと考えています。(早房長治)

  • 早房長治 | 2016.03.15 9:42

    (下記は守山淳さんのコメントです)

    小林さん

     公明党の山口代表の福島原発全廃宣言は知りませんでした。311から5年。この処新聞は

    その関連記事が満載ですがまだ仮設住宅住まいや当時に悲劇の報道が主です。

    山口代表の発言の本気度は疑います。選挙目当てと見えてきます。本当に脱原発であるなら何

    故福島だけなのか? そして何より原発再稼働を進める安倍政権、自民党と袂を分かたないの

    か・・・ 結局は与党である地位を失いたくないだけの事でしょう。安倍政権の憲法改定方針

    にも結局は組しているのが公明党です。本来の公明党は憲法死守派であったはずです。

    結局理念のない野党。その野党のダラシなさを良い事に緊張感もなく失言続きの与党。天下国

    家の覚悟もなく自分の選挙の事だけに汲々とする議員が多すぎます。

    原発は悩ましい問題だと思います。確かにドイツは脱原発を宣言しましたが彼らは隣国のフラ

    ンスから電力を買っています。そのフランスの発電は原発です。それでドイツは脱原発と胸を

    張れるのでしょうか・・・

    以前にお話ししたと思いますが福島の原発と東北電力女川の原発は同じ時期のGEの原発です。

    物産は戦前からGEの代理店です。アメリカはハリケーンがリスクですから電源装置は下にあ

    ります。GEの原発を導入する時に日本は全く原発の知見がありませんでしたから全てGEの

    言いなりでした。ただ東京の東電と東北の東北電力の被害の差は何処から来たか・・・

    地震の歴史が語り継がれた東北電力の女川発電所は高台に設置しました。東京の東電は地元の

    歴史も学ばず海水を取り入れて冷却するコストを優先して海辺に作りました。ただそれだけの

    違いで天と地の如き大惨事の分かれ目となりました。いわば事故は人災の面が強いという事で

    す。福島の事故の衝撃が大きかった為に再稼働に際し防波堤の議論ばかりが目立っていますが

    テロのリスク(飛行機乗っ取りでの原発への突入など)を考えると原発はやはりゼロにするの

    が理想でしょうね。まして地震大国ニッポンですから。

     先般野田前総理の講演を聞きました。関電の原発細動の決断をしたのは野田総理です。原発

    なしでは関西の経済活動は崩壊するとの危機感があったと言っています。今は石油・石炭の価

    格が暴落していますが当時は原発がリスクを除けば一番安いコストだったのでしょうね。

    何でもそうですが機械類は必ず事故が起きます。その前提で対策を立てずに進めてきたのが日

    本の原発だと思います。ゼロに出来ない現実、既存の55基の内、どれを残しどれを破棄する

    かの真剣な検討、議論のされていません。原発を抱える自治体の本音は補助金だと思います。

    田中角栄が東電柏崎原発を設置するに際し地元を説得する言葉に「東京の金を引っ張ってくる」

    と言った考えは今でもあると思います。原発全廃を唱えるのであれば豊かに無駄使いをしてい

    る我々自身を含めた覚悟を先ずは問うべきなのでしょうね。

    正に出口の見えない議論で・・・結局問題を先送りし選挙が近いとスイートワードを発する今

    の政治も大きな問題だと感じます。それは自民も公明も。そして先般の民主・共産の理念なき

    統合も・・です。安倍総理は選挙対策でしょうか党大会で強烈に批判をしましたがその自民は

    緊張感ゼロ。党内で異論は許さない。そうであれば寄せ集めでも対抗軸になる数の野党があっ

    た方がないよりマシと思う処に日本の悲劇があるのでしょうね。

    なにか取り止めのない反応になりました。すみません。

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    守山   淳   経営コンサルタント   オフィス   J.M.   代表

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