アウンサンスーチーさんとNLDの今後に期待するーー小林昌三

2015-11-16

“挑戦するシニア” みなさま へ

報道によれば 11月8日(日)の ミャンマー(ビルマ)民政移管後 初の総選挙で野党(NLD)が圧勝し、党首の アウン・サン・ スー・チー氏が 勝利宣言をした。

この女性政治家は 軍事政権により 「キケン人物」 として 自宅軟禁状態10年以上されたり、長年
ひどい仕打ちを受けながら 、ミャンマー民主化の為に、決して負けず・くじけず・諦めず、自己の 信条・信念を曲げず 野党 NLD(国 民民主連盟) 党首として頑張り続け、ついに選挙で勝利した。

今後 ミャンマー5千万人国民のために 民主化政策をすすめ、国の発展と繁栄に実力を発揮するものと期待しています。
他国の事ながら、アウン・サン・スー・チー女史に大拍手、大喝采を送りたいと思う。

これから 日本からの投資にも拍車がかかり、多くの企業が更に 進出するものと思慮します。

第二次大戦中 一時 日本が占領した時期もあったが 日本ービルマ(ミャンマー)の関係は 常に良好で 日本に対し、好感をもっているビ ルマ人が 未だに沢山居ると聞いている。

『ビルマ型社会主義』 と呼ばれる 統制・鎖国経済体制を BSPP(ビルマ社会主義計画党)が取ったため、経済は停滞し、国連から  1987年 最貧国に指定 された。 1988年 反政府運動が拡大、軍部がクーデターで政権を握り 暴動を武力弾圧。以 降 軍事政権が続き 上記 アウン・サン・スー・チー氏(NLD国民民主連盟) を自宅軟禁、軍政反対の政治家を 弾圧し続けてきた。

議会の1/4 議席が 軍事関係者に割り当てられる等 不平等な政治家が行われる中での 民政移管後の 初めての総選挙だったが 見事に NLDが 全国で圧 倒的多数の得票で勝利する模様。

今後 憲法改正や 経済政策のやり直し、外交関係の建て直し 等など 大きな課題が山積しているが、アウン・サン・スー・チー女史の率い る NLD が自信をもってミャンマーの民主化政策を推し進めるものと考える。
軍事政権により 永年 忍従を強いられ 自由と平等の尊さ、有難さを知ることなく、知らされる事なく
じいっと我慢にガマンを続けてきた 国民に ようやく春が訪れそうな様相である。

この民主化の象徴として、ミャンマー国民や世界の注目を浴び話題になってきた アウン・サン・スー・チーNLD 党首の今後の 大活躍に 大いなる期待をしたい。 
経済的・社会的 発展に立ち遅れてきた ミャンマー(ビルマ) がアジアの有力な大国として世界に
認められるのは 時間の問題であろう。

日本も この 『これから発展する国ミャンマー』 を全面的に サポートし応援したいものである。

豪ヒマ人   より

コメント2件

  • 早房長治 | 2015.11.16 13:20

    (下記は守山淳さんのコメントです)

     現役時代にサイゴンで鉄製水道管を作る事業を立ち上げました。当時のミャンマーは全てプラスチック

    製の水道管である為に割れて水漏れ、衛生上の問題もありました。そんな関係で何度か現地に行きました

    がビルマはご指摘の通り日本と同じ仏教国ですしスーチー女史のお父さんは日本軍の支援(軍事訓練など)

    で英国からの独立運動を戦った人ですから親日的な国です。ビルマの竪琴の物語。

    ただ軍事政権という理由で米国が経済制裁をしたり日本はそのアメリカに追随。その間を縫って中国が随

    分と入り込みました。民主化は庶民の夢ですから選挙になればスーチー女史が圧勝するのは分っていたと

    思います。ただ、彼女のご主人は英国人で大変お金持ちです。軟禁とは言っても広い敷地の家に住んでお

    り行動の自由が結構制限されたという事だと思います。庶民の英雄だろうと思っていましたが物産の現地

    店の女性社員は必ずしもスーチー女史のことを良く言わなかったのが印象に残っています。

  • 早房長治 | 2015.11.16 13:34

    彼女の今後は、なお、茨の道であると思います。国軍の抵抗は強いでしょうし、守山さんが言われているように、圧倒的に多数の国民が彼女についてくる保証もありません。

    米国や日本、EU諸国が物心両面で強力に支えてあげないと、政権が失速しかねません。それにしても、彼女はどんな地位に就くのでしょう。(早房長治)

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