戦後70年、日本人は何を考えているのかーー小林昌三

2015-08-20

“挑戦するシニア” の みなさま へ

戦争をしらない 世代が 80% を超え、『エッ!日本が戦争したの? どこの国と?』という 単純な声が聞かれるようになった、

その昔、千代田区・靖国神社の 春・秋みたま祭り 等の際、軍隊帽 に白い装束で 境内に立ち、義足・松葉杖 姿で ハーモニカやアコー デイオン を奏でなが ら・・・・・元・軍人達、戦地から 引き上げ 多分 苦しい生活で 人々の 同情を 誘っていたのか・・・・・・
『勝って 来るぞと 勇ましく 誓って 国を 出てからは・・・・・。進軍ラッパ 聴く度に まぶたに浮かぶ母の顔・・・・』
こんな 歌を 覚えて おられる 人々も すっかり 減ったことでしょう。
見るからに 哀れな 姿・ 悲しいメロデイー で 眼前に 風呂敷を 広げ わずかな 募金を 募っていた・・・・ああいう元・軍人の 方々も殆どお 亡くなりになり 残された家族も 今や すべて 70歳も 半ばを過ぎ、あの悲惨な戦争は 忘却の彼方へと 消えつつある。
現在は まさに 『平和そのもの』 で 誠に結構なことである。

さて、昨日 防衛省予算が 初の 5兆1千億円 と財務省より 発表された。 とてつもない 膨大な金額である。
詳細は わからないが、殆どは 軍事力増強と 起こり得る 戦闘行為への『軍隊が認められていない』 日本の2016年度、いわば 防衛 費で ある。 軍事力を かってない程 増やしている 中国や 日米同盟・安保条約に
基く 米軍や オキナワ基地 費用の 負担などであろう。 これで 良いのだろうか?

目下、参議院で 審議中の 「安保法制・11法案」 成立の暁には 即 実行となるのであろうか? 法案が成立も
していなのに、 あたかも 成立を前提に云々と 野党が 中谷防衛大臣に かみついているが・・・・。

高令化・少子化が 進み、将来への不安が増す中 ”今後の日本・2016年以降の歩むべき道” が先の安倍首相
『戦後70年首相談話』 で発表された通りに なるだろうか。 立憲主義に基き 自由・平等・民主主義の価値観を
共有する国々と 共存・平和をめざす 積極的平和主義 が わが国の21世紀に進む方向であると。

「若者にもっと 勇気と夢を!」 との発想で、当初 東京オリンピック 誘致に熱心だった 石原慎太郎前・都知事。一方で 非正規労働の 若者がどんどん 増え、 他方で 輸出関連企業の業績のみが 潤って 収入の格差が 益々広がっている。2020年まで 果たして 大丈 夫だろうか?

資本主義社会である以上、貧富の差が拡大するのは 止むを得ないにせよ、このまま行くと 国の借金が ギリシャ より更に悪化する 可能性 あり。 日銀は 紙で国債を 印刷し、それを 民間の 金融機関などに 割り当て 引き受けさせれば 済むと考えて いるらしい が、その金額 1千兆円を 超える。ギリシャが 11兆円 で四苦八苦している その 100倍近い トンデモナイ数字を どうやって 解消 するのか? 麻生財務大臣に 秘策 を是非伺いたいものである。

いつもの 独断と偏見で。

豪ヒマ人   より

コメント1件

  • hayabusa | 2015.08.20 16:54

    (下記は守山淳さんのコメントです)

     ご懸念の件。御指摘の通り戦争の実体験をされた先人は既に85歳以上。子供も頃に空襲などに合

    われた方も70歳以上です。私自身が昭和21年生まれですから戦争は知らない年代ですが両親や廻り

    の人から戦争の悲惨さ、実態はよく聞かされたいました。今はその語り部さえ他界する時代です。

    その意味で戦争を含む日本の近代史を良いも悪いも確りとして史実に基づく教育する事を避けてきたツ

    ケがこれから出て来るのだと思います。

    関西学院で教えていた時に中国の量学生から「先生、何故日本の学生は何も知らない。何も意見がない

    のでしょう・・」と言った事が思い起こされます。次世代を担う若者がアジアの中で堂々と尊敬される

    人物になるには貴我の歴史に精通しそれを土台に未来志向を目指さないと知らないが故の誤解で不信感

    が増すのだろうと思います。安倍談話の未来志向を本当に根の張った物にするには具体的な施策が必要

    だと思いますがその中に歴史教育と若者の留学交流促進支援などに是非税金を使って欲しいと思います。

    日本の軍事予算が5兆円。それが膨大であるか否かの判断は難しいと思います。日米安保を破棄して、

    或いは破棄されて日本が単独で防衛体制を整えるには15兆円が必要と言われています。昔から言われ

    最近では米国内でも静かな不満に膨らんでいる日本の安保ただ乗り論がある通り独立国としても気概や

    プライドを除けば今の安保体制に日本に取って経済的負担が少ない体制であると言えます。加え70年

    日本が侵略されなかったのは平和憲法ではなく強力な日米安保体制と在日米軍基地の存在であった事も

    事実です。現に米軍基地が撤退したフィリピンは中国の領土を占領された事実を見れば分ります。

    その意味で5兆円が膨大か否かの判断は単純ではないと思います。

    一方で膨らむ国の借金を放置してよいはずはありません。消費増税もその膨らみ続ける借金を抑える施

    策でしたが消費者心理で消費は停滞しましたから増税では自ずから限界があると言えます。経営の要諦

    は「入るを計り出を制す」ですから出る部分の大胆な政策が不可欠だと思います。民主党政権時代に無

    駄な予算の削減を行いました。余りにもパフォーマンスに走った為に頓挫しましたが目指した処は正解

    だと思います。今でもはびこる族議員の利権構造、新国立競技場騒動で見えた無責任さ、そして何より

    も国会議員定数是正、地方議員の数と政務調査費本代など・・少子化の中で議員の数が変わらない事が

    不思議ですが自分達の事になると逃げて廻る政治家を厳しく糾弾する視線が有権者に求められているの

    だと思います。ただ日本はギリシャにはなりません。ギリシャと日本の基本的な違いは稼ぐ力だと思い

    ます。例えば私が居た商社は莫大なる借金をしていますがそれでも銀行はカネを貸して呉れますし投資

    家も株を買って呉れます。何故か・・稼ぐ力があるからです。その意味で日本が稼ぐ力が残っている限

    り余り悲観的になる必要はないと思います。消費税を上げたい時に財務省は『日本はギリシャになる』

    と騒ぎましたがそんな事にはならないと一番分っていたのは当事者の財務省だと思います。

    従って入るを計るの基本で矢張り日本は稼ぐ力を維持・拡大する為の政策をもっと積極的に進めるべき

    だと思いますがアベノミックスの第二・第三の矢が失速した様にここでも既得権権益を乗り越えられな

    い政権政党の限界がある様に感じます。

    日本の借金、国債は外人保有が約9%で残りは日本人が保有しています。日本人の部分の23%が日銀、

    16%が郵便貯金、6% 年金基金 合計 45%が政府系ですから金利・株価動向を見て国債から株

    に乗り換える傾向は欧米(例えば米国では48%が外国人の保有です)と比べて極めて低いと言えます。

    そうであっても借金は少ないに越した事はありません。その意味では安い保険料で高いサービスを期待

    する事を我々国民一人独りが覚悟する必要がありますがさてそれが出来るか、という事だと思います。

    政府の責任・覚悟を問う前に問われるのは国民の覚悟だと思います。政府は国の収支の実態開示し痛み

    を伴う政策を明確に示すべきだと思います。勿論その前に議員定数の削減など自らが痛みを受け入れる

    事が前提ですが・・・それを示めされた時に納得する国民がどれだけいるのか? が無ければ今の財政

    悪化は止められないのだと思います。

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     守 山  淳 経営コンサルタント オフィス J.M.代表
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