東京五輪までに破綻しかねない日本財政ーー小林昌三

2015-07-25

早房 長治  さま
“挑戦するシニア” みなさん へ

国民投票による 賛否で 『反対』となったにも関わらず、ギリシャ首相は EU(ヨーロッパ連合)に”救い”を求めた。
EU緊急会議の結果、ドイツ・フランスなど 結局 Bail Out ギリシャ救済 と決定。
ギリシャ国会で可決の財政再建案 を EUが受け容れ、つなぎ融資 70億ユーロ を決定。当面、財政破綻を避ける事が出来る事になっ た。  3年間で 最大 860億ユーロ(11兆7千億円) 財政援助となる・・・・天文学的数字、果たして ギリシャは 返済できるのか? 
EU離脱とはならなかったが、厳しい融資条件を 突きつけられ、今後 ギリシャ国民は 相当の覚悟で望まねばならないであろう。 すでに  こ の救済策への 国民の反発でデモなど 政権は揺らいでいるが・・・・・。果たして うまく 収束できるか? 世界が注目し、事態の推移を眺め ている。

そこで 気になるのは日本である。

安保法制案など 自民・公明の 与党は衆議院で 強引に『可決』、今後 良識の府 ”参議院” での議論となるが、野党優勢な 参議院で は  仮に 否決されても 『60日間ルール』 で 衆議院に戻され、これらの11法案は 自然成立となるであろう。

1960年 岸 信介内閣時の安保法案成立と 同様なイキサツとなる。日本の将来を 冷静且つ 客観的に考慮し、
果たして 『これで良いか?』 ・・・・ その後 何が起こるであろうか?

何やら 遠方から 不気味な軍人の足音が 聞こえてきそうな 雰囲気である。
もちろん、これも大問題であるが 同時に 日本の財政問題 を真剣に 議論してもらいたいものだ。

今や 日本の 政府債務(借金)が1000兆円を突破、国家予算年間 約70兆円の10倍以上 比率で ギリシャ (188%)を大きく上回り、229%、 (アメリカ 111%、英国113%、ドイツ 79%)・・・・日銀が引き受けなくなっ た 国債の大部分は 3つの メガバンクに割り当てられ 保有されているが、もし 国債が暴落すると どうなるか? 預金封 鎖 など 金融機関の 機能停止 という事態も起こり得るのではないか?
ギリシャの場合は EU 諸国による 救済で 当面 財政破綻を避けられたが、日本は IMF等に頼るしかない(?)が 果たして 手を 差し 伸べてくれるだろうか?

一方、オリンピックの為の新国立競技場設立へ 2560億円、とてつもない数字が出てきた。流石に 安倍首相のツルの一声で 白紙になっ た が、森 喜朗氏など「2500億円も政府はだせないのか?情けない!」 とバカな事を言っている。 東京で オリンピック誘致に 熱心だった のは 前都知事・石原慎太郎氏だった。ただ、彼は 派手にやるとは 考えておらず『若者に夢を』 という事に熱意を注いでいた様に思う。
現在の 競技場など スポーツ施設を 改善・改良により 何とかなるのではないか? 何も 他国の派手で豪華な
競技施設を 真似する事はない。日本は 東京は 独自の競技施設を 活用して オリンピックを開催すれば良い。

日本が 2020年までに 財政破綻しない事を 切に願ってやまないものである。

いつもの独断と偏見で 一言 コメントさせて頂きました。

豪ヒマ人  より

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