安倍首相の米議会演説をどう評価するかーー守山淳

2015-05-06

安倍総理の米議会演説に対し「賛否両論」が出ています。日本のマスコミの報道に対する寄稿文

を添付の通りご参考に供します。

中国の反日プロパガンダが可なり浸透している米国での安倍総理の演説は直接的に安倍総理と話を

した事もない多くの議員やメデイアが多い訳ですから大変に重要な意味を持っていました。中国が

いう様に安倍総理は危険な歴史修正主義者であり日本は軍国化に進んでいるのか否かの判断をする

演説でした。その事は4月16日にお送りした我が通信「何故 米国議会は安倍総理の演説を認め

たのか」記した通りですが、十数回のスタンデイングオベーションがあった様にアメリカ人が好む

琴線に触れる見事な演説であったと思います。

中国が目指していた日米の分断の野望は果たされなかったと思います。偉大な中華民国を宣言し米

国に取って替わり覇権国家を目指す中国は経済的発展を背景に軍事予算を急増させ力の政策で南シ

ナ海、東シナ海で理不尽な領土拡大を進めています。その中国に如何に対抗するかは日本のみなら

ずアジア諸国の大きな課題です。尖閣国有化から2ヵ月後に中国の代表団がロシアに呼び掛けた

「中国、ロシア、韓国、アメリカで反日統一共同戦線をつくろう」という提案はロシアのクレミア

併合と中国のAIIB推進という安倍政権にとってのツキもあり今回の安倍演説で中国の日米分離

作戦は完全に不成功に終ったと言えます。それでも諦めず中国はこれからも全世界で大々的な反日

プロパガンダを続けると思いますが米国など多くの国は今までの様な受け止め方はしないと思いま

す。中国のお先棒を担ぐ韓国は相変わらず「慰安婦問題」で騒いでいますが韓国がベトナム戦争中

に行った慰安婦斡旋や非人道的な残虐な行為が最近明らかになった事もあり段々と両国のウソで固

めたプロパガンダの実態が世界に見えてきました。AIIBで最後まで米国と歩調を合わせた日本

は米国からすれば「唯一裏切らなかった忠実な友」になりました。そうした基盤を背景に総理の演

説は如何にもアメリカ人が喜ぶエピソードを織り込んだもので中国との間で尖閣・沖縄の領土保全

の問題を抱える日本にとってアメリカの全面的支援が必要な日本の国益を考えれば成功と評価すべ

きだろうと思います。

 中国、韓国は何を言っても批判する事は予想通りです。侵略への謝罪が無いとの批判は日本のマ

スコミや学者の批判があります。しかし太平洋戦争を確り検証すると以前お送りした「玉音放送」

にある通り日本は米国との経済戦争に追いやられた面があり東南諸国を植民地にする意図はなかっ

たと言えます。寧ろ欧米諸国の植民地として苦しんでいたアジア諸国に独立の機会を与えたと評価

されている面もあります。それが中国、韓国以外のアジア諸国が日本に侵略されたとの非難をして

いない背景です。要は政治的手法として中国と韓国が永遠に日本の謝罪を求めている訳でそれを日

本のメデイアがガラパゴス化と指摘されている背景でもあると私も思います。その意味で添付の寄

稿文は納得感がありますのでご参考に供する次第です。

(添付文は省略しましたーー管理人の早房)

 

 

 

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