10月, 2014年

豪州では年金増額、首相から手紙ーー小林昌三

2014-10-27
 “ 挑戦するシニア ” みなさま へ

数日前 首都 キャンベラ・Tony Abott 首相から サイン入り1通の手紙が届き 開封して ビックリ。
英語で申し訳ないのですが・・・・・以下の如く 始まります、少しガマンしてお読みください (全文は長くなるので一部 省略お許し乞う)。

A MESSAGE TO AUSTRALIAN’S AGE PENSIONERS ~ オーストラリア在住 高齢者年金 受給者のへご通知

In recent weeks, you will have noticed an increase in your pension. (確かに増額している)
This increase will help you keep up with cost of living increases.  ・・・・・・・・・
・・・・・・・・
This increase in the pension comes on top of the benefit you will receive from scrapping the Carbon Tax.
Not only are power costs falling because of the repeal of the Carbon Tax, but you will continue to keep the fortnightly Energy Spplement that was provided as compensation to help cover the costs of the Carbon Tax.
That means the Energy Supplement is now real cost of living relief , not just compensation.
・・・・・・・・・
There have been claims that the Government is cutting pensions. This is not ture. (原文通り) 
(年金減額はありませんよ、そんな ウワサは ウソですよ)
There are no cuts to pension. ( 年金減額はありません) I want to reassure you that the pension will continue to rise in March and
September every year. (原文下線あり) (毎年 3月 と9月の2回 増額します)
・・・・・・・・・・ と
It is one of the reasons why the Government is taking steps to bring the Budget back under control.
If you need more information on pension rates and thresholds , please visit ・・・ (site).

Yours sincerely,     サイン The Hon Tony Abott MP, Prime Minister of Australia

要するに 最近 諸物価がジリジリと値上がりし 年金生活者の生活を少しずつ圧迫し お年寄りが困っている。前政権の  Carbon Tax
(炭素税) を廃止したので 、その分の還元や電気料金 等も安く しましょう。しかも 毎年 3月と9月の2回 年 金の増額を約束します と。

これは Pensioner に取って 誠に嬉しいニュースである。

私的な事で恐縮だが、小生は豪州で約12年間働き 税金を納め続け リタイア、且つ 永住権があるので もちろん 65歳か ら Age Pension of Australia を 毎月 受給している。金額は たいしたことない が、毎月2回 私と家内の 銀行口座に 別々に 同額を キチンと振り込まれる。小額ではあるが けっしてバカにならない金 額 (個人差がるので 具体的数字は控えます)。

日本人だからとか 滞在期間が短いからとか そういう 差別待遇は一切なし。

小生が感心するのは こういう 通知を 厚労大臣 等からではなく首相自ら署名入りで 投函されていること、文 句あるならすぐ申し出よ と窓口まで 指示している。
人口わずか 2200万人強、面積 日本の約 20倍、天然資源豊富なこともあり 貿易を中心に 経済は 安定している。

社会保障政策は メデイケア Mdicare 制度など 割合 充実していると思う。

日本の 65歳以上の人口 3296万人(うち 75歳以上 12.5%、8人に一人とか) と比較にならないが、日本政府 の 高齢者に対する諸制度は どうか?
塩崎・新 厚労大臣 は 何か 新機軸、安倍政権として 日本の高齢者が喜ぶような施策を発表できるか?

まち・ひと・しごと創生大臣 は 本当に 日本経済・地方産業 掘り起こし、活性化を実現できるか? 若い 新  経産大臣はどうか? 原子力再稼動 せずに 何とか 電力供給は できないものか?  いつもの タワゴト で失礼しまし た。

豪ヒマ人  より

(小林昌三さんの投稿は10月16日。掲載が遅れて申し訳けありません。英文を和訳するべきか、迷っていたものですからーー早房長治)

「ワキを締めて政権運営に当たる」とは?--小林昌三

2014-10-27

“挑戦するシニア” みなさま へ

安倍首相が選んだ 女性閣僚2名が 辞任した。 それを受けて 安倍首相は 『ワキが甘かった・任命責任が自分にあるので今後ワキを しっかり締めて政権運営に当たる』 と。
これは 如何にも日本的な表現で 具体的に 何をやろうとしているのか ?
これ以上 閣僚に 辞任者が 出ないよう ”精神を引き締める・緩んだ気持ちを強く引き締める ” という意味なのだろう。

そもそも日本は国会議員数が 多すぎないか? 何をやっているのか日頃 サッパリわからない代議士が多すぎないか? 年間 一人 2千万以上 の 歳費を もらいながら 実際に どんな活動をしているのか? 殆どは 税金ドロボー ではないか?
大臣の数も 必要以上居ないか? 能力や仕事の実績ではなく、「当選回数」 と派閥のバランス上、訳のわからぬ理屈や非合理な 判断で大臣を決めていないか?

首相が大臣 任命権限を持っているが、決めるに当たって その情報をどの様に把握し、その人物の『人となり』  評価基準にしているのか?

今回 小渕優子氏のアトガマ に 宮沢洋一氏が 経済産業大臣に 任命され、早速 政治資金収支報告書に SMバーへの支払い1万8千 円 が掲載されていた、と野党が追及している。  重箱の隅 を突っつく 実に ミミッチイ話で、掲載する方もどうかと思 うが、追求する野党もどうかと思う、 要するに ドッチもどっちだ! 政治資金など 宮沢氏は どう考えているのか? 勿論 辞 めた 小渕優子・松島みどり氏も同じ。 公私混同と そもそも 国会議員の仕事を 何と心得ているのか、疑問に思う。 これは それぞれの  議員の秘書や会計責任者 管理不行届き で 済まされる問題か
要するに 宮沢洋一氏も 『ワキが甘かった』 ということだろう。 当然 国会で 野党の追及を受けるにちがいない。 そして 又 経済産業 大臣を 更迭されるか 辞任に追い込まれる かも知れない。 情けない話である。

この際、すべての国会議員の 政治資金収支報告書 徹底的に洗いだしてはどうか? 与えられている 数々の”特権” や 年間 2千万円 以 上の税金を受けっていながら キチンと 会計帳簿など掲載されているのか? そういうのをチェックするのは どこの仕事か? 総務省?
会計検査院 ? それとも ???

よく 国会の質疑応答で 野党など議員が コピーなど振りかざす 『証拠とする資料等』 は どのように入手するのか? 単に 政治資金収支 報告書だけか? もちろん その 提出は すべての 国会議員の 義務であるが、『他人の懐を覗く』 訳ではないが 本当に 清廉潔白の国会 議員 は ほんの 一握りで 大部分は ドンブリ勘定で いい加減に 処理しているのではないか?

マスメデイアも この際、政治家を 厳しく育てる為に 様々な 事実に基く情報 を提供してもらいたいものだ。勿論 個人秘密 保護法案に定められた 範囲内で・・・・。

いつもの 独断と偏見で 失礼しました。

豪ヒマ人  より

スキャンダル議員の支出はお粗末の一言ーー守山淳

2014-10-27

 鶏と卵ではありませんが政治にカ ネが掛かる背景に地元選挙民のタカリ姿勢もありますね。地元の橋を作る予算

を確保して呉れる議員が優秀な議員 と評価され選挙でも強い支持を得る。要は利益誘導型の政治です。経団連が辞

めていた寄付支援を再開しました。 企業が特定政党を献金で支援するのは下心があってです。それでなけければ株

主代表訴訟のリスクもあります。

 過 去の色々な汚職スキャンダルの末に税金での政党助成金制度が出来ました。そ

の適切な運用の為に公職選挙法や政 治資金規正法での縛りを作ったはずですから少なくとも政治に関わる議員と秘

書、そして会計責任者は血税で有る との意識と法が何を目指したのかの本質さえ理解していれば今の様なお粗末な

支出はないと思います。スキャンダ ル議員の支出はお粗末の一言です。小渕議員の観劇補填問題より私的な生活費

まで政治資金から支出する感覚は政 治家以前に人間としての琴線に触れる問題だと思います。新大臣のSMバーの

資質を政治資金に計上するのは記帳 間違いではなく品格の無さと政治資金が何であるか全く理解をしていないとい

う事で政治に関わる資格なしで即刻 首にする位の凛として姿勢が政治家に求められるのだろうな、と思います。

やはり日本人は甘いというか優しす ぎるのでしょうね。事税金を使っての支出に対する強烈な意識を持ってほしい

と思います。

 米国の様に個人の献金で政治活動費 が賄われる仕組み、あるいは下院は地域の利益を優先し上院は天下・国家に関

わると言った二院制の役割分担を明 確にするなども今一度検討する必要があるかもです。

いずれにせよ少子化の日本で議員の 数が多すぎます。議員の数削減、制度設計の見直しを行うべきだろうと思いま

すがそれを議員当事者に期待するの は無理ですから国民の声、圧力でヤラセル以外にないと思います。その意味で

今回のスキャンダルを逆手に取って 国民的声にふくらませるのが良いと思います。

「うちわ」で騒ぐ野党も野党ですが 言い逃れに終始する政権政党も政党だとみんな感じているのだろうと思います。

世界はどんな目で日本の政治を見て いるのでしょうね。

「年金を増額します」 これは豪首相から国民への手紙ーー小林昌三

2014-10-25

“ 挑戦するシニア ” みなさま へ

『体育の日』 祭日を襲った 台風19号, 被害が 皆さんに無かったことを願っています。

さて 、数日前 首都 キャンベラ・Tony Abott 首相から サイン入り1通の手紙が届き 開封して ビックリ。
英語で申し訳ないのですが・・・・・以下の如く 始まります、少しガマンしてお読みください (全文は長くなるので一部 省略お許し乞う)。

A MESSAGE TO AUSTRALIAN’S AGE PENSIONERS ~ オーストラリア在住 高齢者年金 受給者のへご通知

In recent weeks, you will have noticed an increase in your pension. (確かに増額している)
This increase will help you keep up with cost of living increases.  ・・・・・・・・・
・・・・・・・・
This increase in the pension comes on top of the benefit you will receive from scrapping the Carbon Tax.
Not only are power costs falling because of the repeal of the Carbon Tax, but you wil continue to keep the fortnightly Energy Spplement that was provided as compensation to help cover the costs of the Carbon Tax.
That means the Energy Supplement is now real cost of living rfelief , not just compensation.
・・・・・・・・・
There have been claims that the Government is cutting pensions. This is not ture. (原文通り) 
(年金減額はありませんよ、そんな ウワサは ウソですよ)
There are no cuts to pension. ( 年金減額はありません) I want to reassure you that the pension will continue to rise in March and
September every year. (原文下線あり) (毎年 3月 と9月の2回 増額します)
・・・・・・・・・・ と
It is one of the reasons why the Government is taking steps to bring the Budget back under control.
If you need more information on pension rates and threshholds, pease visit ・・・ (site).

Yours sincerely,     サイン The Hon Tony Abott MP, Prime Minister of Australia

要するに 最近 諸物価がジリジリと値上がりし 年金生活者の生活を少しずつ圧迫し お年寄りが困っている。前政権の  Carbon Tax
(炭素税) を廃止したので 、その分の還元や電気料金 等も安く しましょう。しかも 毎年 3月と9月の2回 年 金の増額を約束します と。

これは Pensioner に取って 誠に嬉しいニュースである。

私的な事で恐縮だが、小生は豪州で約12年間働き 税金を納め続け リタイア、且つ 永住権があるので もちろん 65歳か ら Age Pension of Australia を 毎月 受給している。金額は たいしたことない が、毎月2回 私と家内の 銀行口座に 別々に 同額を キチンと振り込まれる。小額ではあるが けっしてバカにならない金 額 (個人差がるので 具体的数字は控えます)。

日本人だからとか 滞在期間が短いからとか そういう 差別待遇は一切なし。

小生が感心するのは こういう 通知を 厚労大臣 等からではなく首相自ら署名入りで 投函されていること、文 句あるならすぐ申し出よ と窓口まで 指示している。
人口わずか 2200万人強、面積 日本の約 20倍、天然資源豊富なこともあり 貿易を中心に 経済は 安定している。
社会保障政策は メデイケア Mdicare 制度など 割合 充実していると思う。

日本の 65歳以上の人口 3296万人(うち 75歳以上 12.5%、8人に一人とか) と比較にならないが、日本政府 の 高齢者に対する諸制度は どうか?
塩崎・新 厚労大臣 は 何か 新機軸、安倍政権として 日本の高齢者が喜ぶような施策を発表できるか?

まち・ひと・しごと創生大臣 は 本当に 日本経済・地方産業 掘り起こし、活性化を実現できるか? 若い 新  経産大臣はどうか? 原子力再稼動 せずに 何とか 電力供給は できないものか?  いつもの タワゴト で失礼しまし た。

豪ヒマ人  より

「政治とカネ」のスキャンダル、なぜなくならないのかーー小林昌三

2014-10-25


“ 挑戦するシニア” みなさま へ

大昔から 政治家とカネ について 数え切れない位 多くの機会に 散々 問題にされ  又 議論も繰返されてきた。
今回 安倍首相が女性の活躍を期待して 改造内閣で5名の 女性閣僚が誕生。 新鮮な印象と ”もしかすると日本の将来にとり良い仕事”をし て貰えるのでは・・・・・・と世間は注目していたが、わずか 一ヶ月半で 残念ながら 2名の大臣が 辞任せざるを得なくなった。
安倍首相の 大臣指名責任が 国会で 追及されることになろう。

そもそも 国会議員たるもの、 国民を代表・代弁し 日本を良い方向に導いてくれる事を願って、選挙で選出される訳だが・・・・・。
総選挙時に 当選を目指し 、日頃から 選挙区の有権者とのコンタクトを通じ 人間関係を築いたり、イザ選挙となれば清き一票を投じて貰う活 動をするのは 当然である。
『ウチワの配布』 や 『観劇へのご招待』 など は国会議員を目指す政治家の 日常活動の一環であろう。

問題は その個々の政治家が 普段から 行う政治活動への姿勢である。 当然 『公職選挙法』 など 事前に勉強している筈である。
政治家を 志す以上は 永田町・国会議員になりたい・・・・当選回数を重ねれば ”大臣の 椅子” を狙う。 そして 大臣に任命されれば
自己の信念・信条の たけを 国民に 披露し 出来れば 法案にまで持ち込み 評価を得たい・・・・・と。

選挙区での ウチワの配布や 明治座などへの 招待は 議員が 『知らなかった・選挙参謀がやった事だ』 では済まされない。 もし そうい う活動・行為をするならば 事前に チェックした上で 公職選挙法に 触れないか 確認する のが当然の 義務である。

勿論、自分と家族など の名誉の為に(?) 何とか選挙民の支持を得たいが為に、公職選挙法のアミを くぐって選挙違反にならない程度の金品 や ハガキ等で 有権者に訴える・・・・・そして 目出度く当選。 問題は その立候補者 個々の モラールの有無と 取り巻き連中への十分 な 指示命令が 徹底しているか? 選挙違反にならないか、過去に 沢山の 事例があり 『何が良いことか 、何処までが許される 選挙運動 に 該当するか?』 は 理解している 筈であり 謂わば 常識である。

『知りませんでした・会計帳簿に記載を忘れた』 等と しらを切って 押し通せる問題ではない。
国会議員自身が いくら ”身の潔白” を主張しても 日頃から 公職選挙法 イロハ も知らないで 誤魔化せる問題ではない。
しかし、良くよく 考えてみれば 結局 これは 国民・選挙民 一般のモラール Morale の低さの問題で、観劇招待などは 『下心の反 映』
ではないか?

完全な政治家は どこにも居ないが 将来 この国を担う 能力が期待されていた 大臣が 2名も 同時に 辞任する事態は 異常である。
小渕優子氏 後任に指名の 宮沢洋一 新経産大臣も 何やら 怪しくなってきた、大丈夫だろうか?

豪 ヒマ人   より

10月の勉強会報告 台風一過の快晴の下、活発な議論

2014-10-16

 

2014年10月の勉強会は14日午後、本部で開きました。台風一過の快晴の下でしたが、明け方まで荒れ模様の天候であったため、欠席者が多く、集まったのは9人でした。しかし、少人数の良さもあって、議論はいつもにも増して活発でした。

最初に福井義夫さんに前回の勉強会に提出された見解について説明していただき、それを基に皆さんと話し合いました。福井さんが詳述して下さった見解の「結論」(新たに提出)は下記の通りです。

6.結論

アベノミクス政策が齟齬を来した原因は、我が国の実体経済の現状を見誤まっていたからではないか。

・我が国は既に、過激な金融緩和政策を採れば、従来通りの円安醸成による輸出の増大により容易に景気回復可能という目論見は成立しえない状況になっていたこと。

・少子高齢化(我が国は少々変化が激しすぎる)により、徐々に国内市場が縮小に向かっていて、この傾向を復元するのは容易ではなく、カンフル剤

の投与程度では無理である。現在は戦前の様に“生めよ増やせよ”が通用する時代ではあるまい。

・高度成長期には、内需が我が国経済を牽引していた。

・1980年代半ばから2000年代半ばまでは、輸出主導で経済を牽引した。 (企業の生産力は十分、製品の競争力もあった)

・2000年代半ば以降から、我が国の実体経済は停滞し成長率は低下したことにより円高・デフレ状態で安定期となったのには、それなりの必然性が有ったのではないか。その原因は新製品や新技術を開発、新たな生産方法による高付加価値の製品を安く世に送り出し、円相場が高くても利益を出せる体質を創り出せない企業経営にあると思う。現在の企業は国内、海外を問わず利益さえ上がってさえいれば良い、即ち株主優先思考に支配されていて、社会的責任を果たしているとは言えないようだ。

この様な状況に至っている現状を認識することもなく、従来通りの発想の下にアベノミクスとやらに突入した結果、起こるべくして起こったが現状ではないか。現に円安になっても、設備投資も増えず、輸出も増えていない。即ち、製造しても売れない状況にある。一方庶民は過度の円安による輸入インフレに苦しんでいて、このままでは個人消費は伸びないであろう。いずれにしろ、今後どの様な政策を採ろうとも“行くも地獄、退くも地獄”、国民の 生活は当分楽にはなることはなさそうである。

以  上

これに対して賛成の意見が相次ぎ、「少子化の経済への影響は大きく、アベノミクスが目指すように、経済を成長期軌道に乗せるのはほとんど不可能だ」「若い人々が結婚したり、子供を産む環境が基本的に整っていない。保育所不足だけの話ではない」といった意見が出ました。

議論は若い世代の生活の現状についてに発展して行きました。「若い世代の収入を増やさないと社会は歪むばかりだ。このままでは、彼らは共稼ぎをしても人生設計ができない」「非正規労働者は全体の40%に達している。収入の低さや立場の弱さも問題だが、現状では、若い人たちの大部分は社会的立場が不安定で、所属先がない状態だ。若者を農業再生の担い手にするのはいいが、その環境が整っていない。年金生活者の生活は苦しくなるだけで、財布のひもがきつくなるのは当然。安倍首相は明るい話ばかりするが、国民にとって、社会の行き詰まり感が増すばかりだ。政治の転換が必要だ」などの発言がありました。

では、どんな政治の転換が必要なのか。「安倍政権は地方創生を唱えているが、生半可なやり方では成果は出ない。福島に首都を移転するくらいのことをやら なくては日本は変わらない」「消費増税で歳入を増やそうとしても、消費を減らすばかりで、歳入は増えない。貧富の格差が拡大しているのだから、高所得者からもっと税金を取るべきである。累進強化も必要だ」「政治の力で企業のあり方も変えなければならない。今のような株主優先の経営は抑えるべきだ」といった過激ともいえるような発言が続出しました。いずれも重要な提案ではないでしょうか。

消費税の再増税については、反対が圧倒的に多数でしたが、「長期的には、社会保障費に充てるために必要だ」という現実的な意見もありました。消費税論議の時に必ず出る「増税の前提として、議員数や歳費の削減、行政改革などを行うべきだ」という発言はこの日も多数出されました。一部のメンバーは「とりわけ安倍政権と自民党はまったくやる気がない」と、怒りをぶちまけました。

勉強会の終盤、議論の範囲はさらに拡大しました。「円安が国民生活を直撃しているが、原発が停止しているために化石燃料の輸入が増加しているからではないか」という発言をきっかけに、議論は原発めぐるものに発展しました。「今年の夏も、原発ゼロでも越せたではないか」「再生可能エネルギーの開発に、もっと力を注ぐべきではないか」「原発は本当にコスト安とはいえない」など、原発再稼働への疑問が続出しました。この結果、原発再稼働への反対論が圧倒的でしたが、「最新鋭の原発まで止めるのは如何か。少数稼働が現実的ではないか」という意見も最後まで残りました。

アベノミクスについての議論が原発に及んだのは、今日の日本が多くの深刻な問題を抱えていることを示しています。また、日本はどんな国を目指したらいいか、ビジョンつくりを政治が怠っているために、国民は迷い、すべてのことを考えざるを得ないのではないでしょうか。

(文責 早房長治)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

企業業績と役員報酬ーー小林昌三

2014-10-12

” 挑戦するシニア” みなさま へ

先般  「ソニーの失敗」を掲載して戴いたが 不思議に思うのは “無配” を発表しながら、その責任者である 経営陣の役員報酬に全く 触れていない。株主は皆 不満に違いない。

本来 1株年25円配当で 260億円、それが パーになった訳だから、経営者の責任は大きく重い。

そもそも出井伸之氏が社長報酬を年間数億円 と 役員報酬規定を変更、その後の H.Stringer は年収8億円以上と伝えられている。業績が 「赤字続き」にも拘らず、である。
今の 平井一夫社長「無配」を平気な顔で発表しながら、自分は年収億円2億円以上もらっている。
日本人の 社会常識として、これは許される事か?
” 経営トップとしての責任とはそもそも何か?”
前にも書いたが たいした能力もない平凡なサラリーマンが 間違えて(?) トッブになり 年収数億円の 役員報酬を シャア シャアと受け取っている。

もし常識ある人間なら会社業績が赤字続きで 且つ 無配まで決断しながら、株主への責任をどのように とるのか、取れるのか?
株主総会で 其の辺を徹底的に追求して貰いたいものだ。

これは「組織と個人」の問題に帰結するが 今 問題の 朝日新聞や 理研の小保方氏 など ” 責任の取り方” は どうなるのだろう?

これこそ マスメディアを通じ頻繁に 詳しく報道して貰いたい。

それにつけても ノーベル物理学賞3名日本人へ……大変嬉しく喜ばしいニュースで本日一日中気分爽快でした。3人の先生方に感謝申し上げます。

豪ヒマ人  より

ノーベル賞逃がした「平和憲法」――早房長治

2014-10-12

ノルウェーのノーベル賞委員会は10日、2014年の平和賞を、命を懸けて女子教育の権利を唱え続けているパキスタンの17歳の高校生、マララ・ユスフザイさん(17歳)と、インドの児童労働問題の活動家、カイラシュ・サテイヤルテイさん(60歳)の2人に授与すると発表した。この結果、オスロ国際平和研究所(PRIO)などが受賞を予測していた「憲法9条を保持する日本国民」は受賞を逃した。

「憲法9条にノーベル賞を」という運動は昨年5月、一主婦が思いつき、ブログで訴えたことから始まった。その後、いくつかの市民団体による署名運動が続き、署名数は50万近くに達した。いささか意外であったのは国際的反響が大きかったことである。世界各国の多数の個人やNGOから賛同の声が寄せられている。

憲法で戦争や軍隊保持を禁止している国は日本以外にもある。例えば、中米のコスタリカだ。しかし、同国がノーベル賞候補になったことはない。日本が候補に挙がったのは、世界第3位の経済力を持ちながら、戦争と軍隊保持を否定する憲法を維持しているからである。古今東西の歴史を見れば明らかなように、経済力が拡大した国は軍事力の強大化に走るのが通例にもかかわらずである。

憲法9条がノーベル賞を授与されなかったことで安堵したのは安倍晋三首相とその政権であった。世界から高い評価を受けている「平和憲法」を安倍政権が破壊する方向に動いていることが白日に晒されるからだ。安倍首相が国民を代表して賞を受け取ったら、世界中のメデイアから揶揄されるのは必至である。

このような事態は一政権の不評に止まらず、日本外交の大きなマイナスに通じる。ノーベル賞委員会は「平和憲法」を選考対象にしたことを明らかにしている。安倍政権は、今年は恥をかくことを免れたが、来年以降、同じことが起きる可能性があることを忘れてはならない。  (早房長治)

マララ・ユスフザイさんのノーベル賞受賞ーー小林昌三

2014-10-12
今回 弱冠17歳の Pakistan 少女がノーベル賞受賞が決まり当地のTV News でも連日放映。なまりのある英語ながら、ボイントを外す事なく堂々と話す様子は何とも言えぬ感動を覚えた。
この子の偉いのは「考え・話し& 行動する事」……これは凡人にはなかなか出来ない !
言行一致を地で行っている素晴らしい少女。ノーベル賞受賞しても自慢もせず、得意にもならない所
が また良い。
さらに、授賞式に Pakistan & India の首脳も出席して欲しく、ご招待したい……と。
この両国が永年 対立し 和解の兆しが無い現状を承知の上での発言。
これ 誰かに吹き込まれたにしても TV 視聴者は 皆  拍手喝采!
国連事務総長・Obama大統領まで褒め称えている。
中東諸国・アフリカ諸国は 未だに 封建社会以前の 男性社会で女性の権利が踏み躙られた状態のまま。
ましてや、まともに 学校にも行けず教育を受けて居ない子供達が 地球上に 5千万人以上いるらしい(もっと多いかも)。
今回  憲法9条を69年間堅持し、平和を維持して来た日本が 平和賞候補に挙がったらしいが、私は このパキスタン少女とインド60歳の人権活動家の二人で良かったと思う。
 まかり間違って日本がノーベル平和賞を受けたら 日本の対外関係が益々複雑化し、安倍政権の集団的自衛権行使など 出来なくなるのは目に見えている。安倍首相は ホッと胸をなでおろしているのではないか?
この数日 マスメディアの報道をみて そんな事を感じた。
Ciao  !    Ciao  !
豪ヒマ人   より

ソニーの失敗についてーー小林昌三

2014-10-06

“企業規模が大きくなり過ぎた事” ,” 新製品を出せなくなった事” の二つは 厳然たる事実であると同時に、結局 「経営者選択の失敗」が致命傷になった。

出井氏など 経営者と云う器ではなく、学校の先生か 研究者タイプ。更に Howard Stringer と云うどちらかと言えば「Critics 評論家」様な人物を ” 人間を見抜く目の無い” 出井氏が トップに据えた事。
その男に指名された 平井一夫氏など 「英語が堪能なだけで」経営者の素質はない!どこにでも居る平凡なサラリーマン。
この膨れ上がった組織を引っ張る力量は無い、と思う。

サントリーが全く業界に関係のなかった Lawson 新浪氏を社長に据えたり……有能な人材を見抜く眼は いつの時代にもトップには 求められている。
では ソニーには、人材 ゼロか?
” That is a question .” である。

ただ 日頃 一緒に仕事していれば” 仕事のできるか人物か? どうか?” は 直ぐに分かると思う。

採用時に分かる事もあれば、二年三年と職場を共にすれば 自ずから その才能なり、潜在能力が判明する(と思う)。

ソニーの業績挽回は 今後数年は無理であろうし、規模を大縮小しチッポケナ「街工場」として、メーカーとして ゼロから再出発するのが良いのではないか?

いつもの独断と偏見で。

豪ヒマ人  より

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