小林昌三さん、お元気でーー守山淳さんからの返信

2014-07-13

小林様

 久し振りの日本で色々と御感じに成った点は参考に成ります。

日本人ですからTVを見ても新聞を読んでも100%理解出来る生活はストレスもないですね。加え食べ物もバラエテイーに飛んでいますし中華料理なども日本人の舌にあった味付けに成っていますからこれもハッピーです。但し、豪州や英国、米国の様に都会の近くに自然豊かでタダ同然のカントリークラブがあり終日仲間と過ごし気が向いたらゴルフに興じる、と言った生活は日本、特に東京の様な大都市では無理ですね。ゴルフ場に行くのに朝の6時には出発して一日仕事。安くなったとは言え一回1万5~6千円はします。メンバーと言えども一人では廻らせてくれない等々 日本に住んでいれば当たり前と思う事も海外生活をすると日本は大変だな、と分かりますね。

大都会は24時間営業のコンビニもあり本当に便利になり一人者でも余り不便はしませんが田舎に行くと大変です。少なくとも車を運転せねば餓死する危険もあります。それでも東京は人の住む処ではないと私は思っています。首都圏直下型地震が騒がれていながら全ての国家運営の機能を東京集中にして分散しようとしない。一時首都圏移転の国会決議までしながらそれも無視。何故なら東京が便利だから。許認可制度を縮小し地方に分権すれば企業も地方に本社を移し人口の分散が可能になります。名古屋在勤中、ゴルフ場まで15分~30分で行きましたし一人でもラウンドさせて呉れて半日仕事でした。

結局霞が関の役人が許認可の甘い汁=利剣を手放したくないのでしょうね。加え二世・三世議員は選挙区は地方でも自分は東京生まれの東京育ち。そんな政治家が本当の意味で日本の農業の将来を考え決定する事が出来るでしょうか。自分は田圃に入った事もなく農家の苦労も全く知らない訳ですから。

 以上を考えるは矢張り地方を活性化させ人口の集中を分散する事が大事だと思います。それには霞が関の許認可制度を辞める事。これにより小林さんが言われる便利だけとゴルフも出来ない物価は高い、年金は減らされる、医療費は嵩む。老人ホームも土地代が高いから結果金持ち以外は入居出来ない、という事になるのでしょうね。

 今日は96歳になる家内の母親の終の棲家の下見に行ってきました。義母は元気で一人で三田の一軒家に住んでいましたが2週間ほど前に体調を崩し今は入院中です。体調が戻っても又従来の様に一人で一軒家で暮らすのは無理だろうという事です。都営の特別老人ホームは倍率が高く入居はほぼ不可能。私営の施設は莫大な入居金や月額費用を請求される。庶民が対処出来る費用負担の施設は本当に少ない事が分かりました。今日出掛けた施設は世田谷の成城の近くで先月開館したばかりですが都心の外れです。関東を中心を老人ホームを経営する会社ですが湯河原とか相模原とは都心より離れた場所に設置されています。

それでなければ毎月の入居者への負担金を抑えられないという事でしょうね。地方であれば東京の半分以下で運営可能ですが。東京で歳を取るには若い頃からそれなりに老後の経済的準備でカネを貯めねばなりません。如何に政府が富裕層の老人諸氏にカネを吐き出そうとしてもこの老後のプアーな状況を見ればカネを貯めて備える以外に我が身を守るすべはないと再確認して来ました。

その点では海外は都会の近くでも安いし広いし、ですね。失うものがある反面、日本では得られない快適さも海外にはあります。そして最後は何より自分自身が健康である事、でしょうか。その意味で6月6日6時の会を来年の開催する事を一つの目標にお元気で豪州から吠えて下さい。

 

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