地方分権の実現、国民が声を挙げないとーー守山淳

2014-07-29

 大渡さんのメールを興味深く拝読しました。豪州に住んで居られる小林さんは感じておられると思いますが欧米人は皆人生を楽しんでいる感ありですね。1979年にLDN赴任した時は英国は最悪の経済状況と言われ日本は最早英国に学ぶ事はない、と豪語していました。それでも皆さんは午後になればアフタヌーンテイーを楽しみ悠々と紅茶を飲みながらそんなに話す事があるのか、と思う程に談話を楽しんでいました。ユーロ危機の頃もパリの友人から日本の新聞では欧州は意気消沈、灯が消えている様が報道だけど昼間はワインを飲み普通の生活をしているよ、とのメールが届きました。

 資源のない日本は明治維新以降、富国強兵を旗印に朝早くから夜遅くまで必死に働いて来ました。その姿勢が戦後の奇跡的復興の原動力だったと思います。今は当たり前の1週間以上の夏休みも私が入社してから暫くは何か休暇を取るのは罪悪の様な雰囲気もありました。NY時代に毎晩遅くに帰宅する私を見て隣りに住んでいた大家さんから「ご主人は夜も別の会社で働いているのか?」と家内が質問されました。

東京一極集中による地方の過疎化、豊かな自然がありながら滞在型のレジャーが定着しない日本では益々地方が劣化して行きますね。前回メールした通り地方も活性化させるには「水は高きから流れる」という自然の理と同じで企業、人が故郷を捨てて都会に出る流れる原因をやめれば良いのだと思います。それは正に霞が関の許認可制度であり地方分権の早期実現だと思います。

政権が選挙目当てでなく本当に腰を据えて推進するのだ、と覚悟を決めさせるのは矢張り国民大勢の声ではないかな、と思いますから草の根運動で皆で発信を続ける以外にないですね。

 

 

 

 

 

 

 


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