日本外交の発言力を高めるための提案

2014-04-03

 みなさま

本日の 勉強会のテーマ、『日本の外交』 につき、小生の ささやかな提案を下記します。

① 情報受発信のあり方
   以前から 書いている様に 現在 日本が直面する課題で 最大の弱点は 外務省が機能していない事 ではない
か?外務省・本省の各部所と 対 在外公館との連携プレー、情報のやりとり どうなっているか?

想像するに 本省 -各地の大使館・総領事館 、情報の指示など 一方通行ではないか?在外公館 -本省への フィード・バックなど 微々た
るものではないか?本省が すべて 情報発信源 になっていて 相互交信 などお偉い本省の課長クラス 等が威
張っていて 在外駐在者は 遠慮しながら 物を言えない。 その本省の 情報量と 質は必ずしも 多くなく・質も 低いのではないか? 何故
なら 自らの足とアタマで情報収集する姿勢がない からである。

Up-to-date な 海外最新情報など 本来 外務省などが 最先端で 収集にあたるべきが、何か事件が起こって民間などからの
情報の後で
 初めて 動き出すケースが 殆どで 当然 諸外国に遅れをとる結果となる。

今回 マレーシア航空機 MH-370 行方不明事件で、自衛隊・航空機が 捜索に参加しているが、これなど 外務省からの 要請ではなく
総理府・首相官邸からの指示 によるものではなかったか?
幸い 日本人搭乗者ゼロで 救出義務は ない・・・・と外務省は 判断したのではないか? 人道上 救援活動が求められる ことから 
理府の誰かの指示によるもの
 であろう。駐在 マレーシア日本大使など さっぱりマスメデイア に登場しない。

② 在外公館をフルに活用せよ

日本から情報発信、中継基地として 在外公館を もっと積極的に 利用できないか?
各国の大使・総領事など 赴任前に 総理大臣に 挨拶に行き 総理から 『ではお国の為に 頑張って下さい!』 と激励を受
け、赴任するが その後は 何も報告も総理宛にやらず 本省もそれを求めていない。 余程の 大事件でも 起こらない限り 赴
任したら 行き放し  で後は 現地で 恙無く時間の過ぎるのを待つだけ。

帰任時は 総理官邸に顔を出すかもしれないが 時間の余裕がないとかで 総理と会話することすらない のでは?し
たがって 帰任の大使や 総領事は 『赴任中 こういう事があり・国益になるこういう仕事をやりました等』
胸を張って 帰朝報告できる 大使の話など残念ながら 聞いたことも無い!

全世界に 210名もの 大使クラスが 赴任しているにも関らず、たま~に名前がでるのは 駐アメリカ大使 など数人のみ。
あとは 居眠りデモしながら毎日をすごしているのでは?

緊張感ゼロ とにかく赴任後 内心は恙無く・何事も起きません様にと祈りながら 昼寝 しているのでは?

今回 ドイツで 習 主席の 講演会など 駐独日本大使は 参加していたはずだが・・・・南京30万人日本軍大虐殺を話した時 果たし
て 反論したか?

又、事前に 『今日の 習 主席は何を話すのか?』 情報を得ざいがいていた筈だが 予め 日中戦争当時の 記録など チェッ
クしたか? 中根 猛大使(愛知出身・京大卒65歳ー前職・ウイーン国際機関 政府代表部大使) や デュッセルドルフ総領事・小井沼 紀芳
(慶大卒・59歳。前職ドイツ大使館公使)や フランクフルト総領事・坂本秀之(東外大・独語卒58歳)、ミュンヘン総領事・水谷 章(一橋
大卒・前職、一橋大教授) など 3名の駐独 総領事も出席していたかも・・・・・そういう 外交官の 話や コメントなど 一切報道されず。

同じことは 駐 韓国日本大使・別所 浩郎(兵庫出身・東大卒、61歳)にも言えないか?

③ 現地駐在か 永住日本人 の活用

そこで 人生をおくっている邦人は 世界中に 何十万人(もっといる?)もいるが そういう連中の生の 声や 意見を吸い上げる パ
イプを 在外公館など 設置できないか? 現時点では 天皇誕生日などに現地邦人を招き、大使様が 偉そうに挨拶するだけ
(同時に大使夫人も威張っている)。

従って、特別の 用件でもない限り 大使館・総領事館には 寄り付かない。
先般、 厚生労働省の要請で、日本年金機構提出の書類に 在外証明発行するのに Brisbane 総領事館に出かけたが その時の対
応と面倒くさい手続きには ウンザリした。

以上 諸問題 解決の 一手段として 外務省・在外公館を もっと 活用して欲しいと 願い、提案するものです。

豪ヒマ人 より

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