新しい年を迎えてーーシニアも積極的に行動を

2013-12-31

「挑戦するシニア」の仲間の皆さん、新年おめでとうございます。どんな正月を迎えておられますか。

2013年はアベノミクスによって経済が活気づいた一方、安倍晋三首相の唐突な靖国神社参拝によって外交に暗雲が立ち込めました。14年は5,6月にアベノミクスの成否がかなりはっきりと判明します。成功すればん明るい年に、失敗すれば、経済の停滞だけでなく、政治も再び混乱の淵に沈みかねません。

アベノミクスが成功した場合、気になるのは安倍政権の安全保障政策です。靖国参拝で鮮明になったのは、安倍首相の憲法を改正して、日本を米英露中のような「普通の国」にしようという狙いです。憲法改正するかどうかを決めるのは国民ですが、前の臨時国会における特定秘密保護法案のように拙速審議と強行採決で決定することはあってはなりません。一国の根本路線を変えるかどうかの審議にあたっては国会の内外で熟議に熟議を重ねなければなりません。

私どもシニアは悲惨な戦争、敗戦と、空腹にも耐えなければならなかった貧困を経験しています。しかし、国民の70%は戦争もひもじさも知りません。安倍首相もその一人です。いまさらシニアが戦場に狩り出されることはないでしょうが、若い人々に私どもの経験を伝え、彼らが「普通の国」にするのがいいかどうかについて、正しい判断を下せるように力を貸す義務があるのではないではないでしょうか。

 

敗戦から69年目の今日、日本は歴史の曲がり角に立っています。私どもシニアも積極的に行動するときであると考えますが、如何でしょうか。

 

 

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