参院選選挙期間はあと5日間、低投票率を阻止しよう

2013-07-16

参院選の選挙活動期間は今日を含めて残り5日間となりました。この選挙が終わると多分、今後3年間は基本的に国政選挙がないでしょうから、3年間の日本の行方を左右する重要な選挙です。しかし、その割には有権者の盛り上がりが見られないのは、どうしてでしょう。

大きな原因は2つあるようです。第1は、各政党が政策隠しをしているために、政策論争がほとんど起きていないことです。これでは有権者は各党の政策を厳密に比べようがありません。第2は、有権者の政治に対する失望です。4年前の夏、政治改革の呼び掛けに応じて、あれだけの票を民主党に投じたのに、同党が失政と分裂を繰り返して、結局、自滅してしまったことに、有権者の多くが失望しただけでなく、自らも傷つき、政治への関心をほとんど失ってしまったのです。

これら2つの要因によって、参院選の投票率は60%をかなり下回る、歴史的低率になるのではないでしょうか。その結果は、自民・公明の圧勝と共産党の躍進となることがほぼ明らかです。それ以外の選挙結果はありえません。有権者はこのことをしっかり理解して、参院選が低投票率になることを避けなければなりません。

私は自公が勝利することを嫌っているのではありません。民意を反映して自公が勝利するならば文句はいいません。しかし、50%そこそこ、場合によっては50%以下の投票率の選挙で勝っても、それは民意を反映しているとはいえません。超低投票率の選挙は選挙としての意味をほとんどなしていないのです。

最近、実施された選挙でも投票率が低かった若者層は、ぜひ投票に行ってください。いま、乱れ、利己主義が蔓延している日本を立て直さないと、あなた方の将来は失われてしまいます。日本再建には政治の再建が必須で、その第一歩が選挙で1票を投ずることなのです。

シニアの皆さんは、これまでの経験から低投票率の選挙が有権者の望まない結果をもたらし、政治を歪めてしまうことをよく知っているはずです。その過ちを再び犯さないために、率先して投票に出かけてください。それだけでなく、若い人々に投票の必要性を説いてください。それは人生の先輩としての義務だと考えてください。

シニアの皆さん。残された5日間を各党の政策研究のために有効に使いましょう。そがれ以上に、参院選の投票率が上がるように知恵を絞り、行動していただきたいと思います。

重ねて申します。民意を反映しない選挙を繰り返すことは、議会制民主主義を破綻させかねません。

 

 

 

 

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