憲法にある3つの原則は守りたい。

2013-05-04

昨日は憲法記念日で、すべてのテレビ局が特集番組を組みました。私もチャンネルを回しながら、憲法についていろいろのことを考えました。

私は基本的に改憲論者です。第2次大戦後、67年たって、世の中が大きく変わり、現状にそぐわない条項が多くなっているからです。しかし、現憲法は全体として、世界に誇れる優れた憲法であると思います。

とりわけ優れているのは、国民主権、徹底した平和主義、生存権や言論の自由を含む人権擁護の3つの原則です。この3原則は改変してはいけません。

私の祖父、父、叔父たちは戦争に召集され、何人かは帰らぬ人となりました。それに比べて、私は戦場に狩り出されることもなく、一生を終えることになるでしょう。それだけでも幸せな人生。つくづく平和憲法は有り難いと思います。

当面、憲法改正の手続きが記されている96条が問題となっていますが、それほど重大な問題とは思いません。しかし、衆参両院の半数で改正が発議できるように改めると、政権が交代する度に、憲法改正問題が起きることになりかねません。そのようなことが起きないようにするためには、現行のままにしておいた方がいいのではありませんか。

(早房長治、5月4日未明記す)

 

 

 

 

コメント2件

  • 豪ヒマ人 | 2013.05.04 16:32

    “3原則維持”は 大賛成。しかし、問題は現行のまま 日本の安全保障・防衛は 大丈夫か? です。
    アメリカ・ドイツ・英国など 自国の憲法を戦後66年間に何回も改定している。 一度も変更無いのは日本だけ。
    ご指摘の如く ”世界に誇れる優れた憲法”には相違ないが、隣国 気狂い北朝鮮など に対峙するのは 軍事力のみ。
    『平和主義』も軍事の裏付けなしに貫徹できないでしょう?
    それが そろそろ 限界に来ていると思慮します。
    96条は改定できても 9条は簡単に行かないのは当然。国民を挙げての議論を参議院選挙だけでなく、今後徹底的にやってもらいたい。国民の Majorityの賛成なしに強引に改定するべきでないのは当然。 どの政権になろうと1億2千万人の生存の問題であり、これから 更に 議論を深めてもらいたい。

    僭越ながら、貴殿の『現行のままの方が良いのでは?』はチッピリ 危ないのではないか と考えます。

    いつもの豪ヒマ人 より

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