自己主張を認めない(?)日本

2013-04-21

早房 長治 さま

“挑戦するシニア” のみなさん へ
この年齢になると 人生 達観できるようになると思うが、私が不思議に思うことに 「自己主張はなるべく控え 他人様 のいうことにジックリ耳を傾ける」 人々が多い。
これも いわば ”生活の智恵” なのだろうが、少なくとも この国Asutralia では 通用しないのでは ないかと思う。
たかだか 2百年そこそこの歴史しかない国の連中が 何をいわんや・・・・と一蹴するかも知れないが。
下記は 近くに住んでいる 65歳と63歳の日本人夫婦が 最近「不愉快なこと」 から早めに 豪州を引き揚げることにした。 そのお話し・・・・私は 自己主張しなかった為に、ナメラレタか バカにされたと感じる。
さて、メール拝見し ご夫妻が借りているアパートのオーナー及び 斡旋の不動産屋は どうも不可解です 。  なぜなら、この国は もし ユニットなり、家を 借りた場合、テナントの意向優先 が、原則ですから。
賃借期限が 残っている間は 絶対に立ち入らない原則  で、もし 不在中に 無断で立ち入った場合 訴えて損害賠償請求可能 です。
それだけ テナントの権利が強い のが一般的。但し、もし ご夫妻が 事前に立ち入り OK していれば 話しは別ですが・・・・・。
とにかく 豪州生活25年が過ぎ、常日頃感じることは 自己主張をしないと通じない ことが多い、これが 日本とは 大違い。自然と 自分の意見を言うなり、言わされる場面が増えてくる。
日本社会は 『なるべく黙っていて、聞かれたらシブシブ意見を述べる』 で十分 通用し、むしろ、それが一般的です。 
良く考えれば ”相手に気を遣う、相手の立場を考慮する” 気分が強いからでしょう。 江戸時代以来 そんな環境で過ごせた訳だが、 21世紀は そうも行かなくなって来ている、と個人的に感じる。
とりわけ 公の場で「自分の意見を述べるのが下手糞」 なのは 多分 教育のせいでしょう。
これを 根本から 変えて行かねば 国際社会での日本の評価は 決してあがらない。
TPP 交渉で Canada が日本の参加に反対、今後どうなるか? 私の観方は 外務省の日本大使が ロクに 仕事をしなかった、からだと思う。
駐在国の政府(この場合カナダ) 幹部と緊密に接触、交渉していれば 「反対」 表明する前に 色々と事前の手を打つことが できた筈。
TPP 不参加と決まれば日本の 国益が そこなわれる事 間違いないと思慮します。
またもや 日本外交失敗の見本でしょう。
それで 日本は今後 どうするか?
Subject: 日本に引き揚げます
小林昌三 さま
今日本にいます。昔住んだ家の処分と終の住処探しのため2月上旬から日本に滞在していますが、その留守の間にアパート(Australia)の不動産屋からオーナーがアパートを売りに出すので 次の契約はできないとの連絡が入りました。
私たちはあと2年くらいは移住生活を続けるつもりでいましたが、私たちの留守の間にペイントや絨毯の補修に、また購入希望者のインスペクションのため次々に留守宅に知らない人たちが立ち入っています。
 テナントの権利や心情を無視したこのやり方に憤慨もしていますが、あと2年オーストラリアに住まなくてはならない理由もないし、2年足らずのために新しく住むところを探し、引っ越しして、電話やインターネットを使うのに手続きや問い合わせや催促で1が月もかかる馬鹿さ加減にはもうしんどいと思うようになったのです。
そんなわけで、この4月末にいったんオーストラリアに戻って、車や家財を処分して、8月20日の契約期限までに日本へ帰ることにしました。
 いろいろお世話になりましたが、小林さんのメールや「挑戦するシニア」の御意見にはいつも陰ながら声援を送っています。
私たちは退職者ヴィザが10年間ほど残っていますので、また好きな時にサンシャインコーストに遊びに来るつもりです。
お元気で
S.A. & M.A.
という 事ですが、皆様のコメント歓迎します。
豪ヒマ人 より

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