オーストラリア在住の小林昌三さんからの便り

2012-11-01
 小生、この数十年間 ビジネスを通じ、またアメリカ大使館時代(1983~1988年)、実際に体験したこと等から この国を 改革する方向に導く際、一番大きな ”障害になっている”のは 官僚機構ではないか?・・・・と感じている(石原慎太郎氏も指摘しているが)。
役人、とりわけ高級官僚(主に東大法学部出身者など公務員上級試験・1種試験合格者)が政治家など バカにし、国民をなめ、自分の所属省庁の利益と自分自身 の”先のポスト~天下り先”ばかりに気にし、この国の本当の利益や将来像・在り方を真剣に考えて居ない!
そこが大問題。
要するに これら官僚連中には『怖い者がいない・存在しない』、それ故 自分達のやりたい放題を勝手にやっている。これでは いつまでたっても 良い行政が出来る訳がない。
では どこからこの思い上がった連中の支配する官僚機構改革に手をつければ良いか?
国民一人一人が意識して中央官庁を牛耳っている官僚連中が この国をダメにしているか知り、先ず自覚すること。
そして政治家などに任せず各自がそれぞれの立場で「これはオカシイ、変ではないか?」と感じたことや 気付く¥いた点をマスコミなどを通じ、堂々と発表したり、公表することにより少しずつではあるが 改善されて行くのではないか?
一方、政治家(とりわけ国会議員)は、選挙民の盆暮れ付け届け・冠婚葬祭ばかりに熱心で、肝心の 政策・自己の哲学など開陳せずロクに勉強もしていない(と思う)。
“どうすればこの国が良くなるか?” ”どの様な政策・方針をとれば国益に叶うか?”意図的に強い自覚の基に日々研賛(金へんの文字なし)を重ねて行けば 相当 現状が改善されるのでは? そして人々が暮らし易い、住み良い日本国になるのではないか?
『現状維持』『不満だがガマン』が続く限り いつまでたっても(もしかすると永久に)この国は良い方向に進まないのでは?
つまるところ、霞ヶ関・官僚連中をのさばらせて来たのは国民(日本国民)・有権者が 自己の哲学・方針、政策をきちんと持った国会議員などの政治家を選ばず、『盆暮れつけ届け』『冠婚葬祭』時に香典やお祝いをくれる”先生方”にのみ 投票し続けて来た結果ではないか?
民主党に変わり、この悪しき習慣が少しは変わるかも・・・・と期待したが、ちっともかわらずむしろ逆に悪くなっている印象すら持つ。
当面の私見は 『国民一人一人が選挙で投票すること』、棄権者には 罰金を科す位に選挙法を変えること。
また、諸官庁の窓口などで 不審に感じた事・不満に思った事を 改善努力させること、ではないでしょうか?
今回の一時帰国で体験した 自動車免許証更新と 免許証取り消し申請に関して 別途メールさせて頂きます。
本日は 日頃感じている事をチョッピリ書かせて頂きました。
Ciao ! Ciao !
(当地でもイタリア語勉強、かれこれ8年になります、余談ながら 『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』(文春新書)は面白い)
小 林 昌 三
豪州田舎住まいの半 ヒマ人 より
(小林さんは「挑戦するシニア」の会員ですが、まだ投稿資格を持っておられないので、私信として、私宛にご意見を寄せられました。シニアの皆さんにとって興味ある便りと思いますので、ご紹介しました。早房長治、10月31日)

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