オーストラリアにおける在外投票ー続き

2012-11-30
友人とのやりとり ご参考までに。
思い起こせば「その通り」で、1995年頃(?)、確かシドニー永住の 保坂さんという人が中心になり 『在外邦人投票制度』が 日本を動かし 法律として(?)制定されたのを覚えています。
日豪プレス”(現地・邦人向け月刊新聞)等で大きな記事で取り上げられましたね。 あの後 総選挙は何回あったでしょうか?
ただ、先にも指摘した通り日本の総務省発行(?)の『在外選挙人証』(名刺程度の大きさ・見開き2ページ)を取得する必要有り。これが 結構 面倒くさい上、時間が かかる。
これが無いと 選挙できない!
『パスポート持参だけで簡単に済ませることは出来ない!』 のが 現実。
また、大使館・領事館などへ投票の際、ガソリン代は 止むを得ないにせよ Parking代も自己負担で、これもリタイアリーには バカにならない。
(レシート出せば国が支払う位しても良いのでは?)
要するに 日本で選挙する以上に『大変な仕事』 になる。
もし、私が 投票に行くと仮定すると
 
1.片道 約160km、往復 320 km
 
2.ドライヴ(だけで)時間、往復3時間半程度(渋滞ない前提)・・・・ガソリン代約 A$35.-(邦貨換算・約3千円) プラス 往復、高速道路通行料(Gateway Bridge) A$10.-
3.Brisbabe領事館近辺のParking代 1時間として A$30.-
4.合計費用 約A$75.-(6,375 Yen @85.-) は 最低 かかります。
何度も書くが『在外選挙人証』 &Passport どちらか 一つでも忘れるか、無ければ ”投票できない” のが現実。
(融通は絶対にきかない!)
そして 選挙に行った所で誰に謝意を表される訳でもなければ(日本国民として当然の義務ではあるが)、コーヒー一杯でるわけでもない。
こんな 環境・状況で 投票する気が起こりますか?
先般も書いた如く 当国での選挙、不投票者に PenaltyA$50.- (@85.-X = 4,250Yen) 課せられる。
また、投票所には CoffeeやTea,クッキー位は 用意されている。
Parking代なども(必要あれば)その地域のCity Council等で負担される。
楽しく 明るい雰囲気で 投票に来た人々へ Thank you ! と言われ握手する。
比較はできないにせよ、日本の選挙で投票に来る人々に対し、もっともっと気遣い・配慮があって良いのでは?
貴兄のご指摘を受け 小生のコメントです。
Ciao ! Ciao
小 林 昌 三
豪州田舎住まいに半ヒマ人 より
     小林昌三さん
  在外投票の件、いろいろご不便もあるでしょうが我慢して今後も投票をしてください。
  思い起こせば、貴兄とシドニーでともに仕事をしていた15年前ごろ在外日本人に選挙投票権がないのは
  おかしいと言ってシドニー在住日本人、駐在員が政府に陳情をしようと運動していた矢先、米国在住の日本人
  駐在員から選挙権がないのは憲法違反であるから政府を告訴しようとの連帯の問いかけあり、当時の衆議院
  議長 土井たか子氏あて告訴状を書きました。(小生は単なる便乗組みでしたが)結果勝訴となりその何年後かに
  、世界中の日本人に 投票権が与えられることになりました。その後カウラ収容所捕虜慰霊祭の際,(今から4年前?)
   たまたま シドニー領事と同席したので聞いたところ、領事館として努力しているがまだまだ普及度合いは低い、
  手続きに問題がある、地理的に不便な点もある、投票達成率は数パーセントとのことでした。
  小林さん、この制度は出来てから日も浅く、まだまだ問題も多いでしょうが、上述のごとく折角我々が努力して
  勝ち得た権利です。在外邦人の有権者の関心の高さがこの制度を守ります。関心が低くなればこの制度は
  消滅するかも知れません。日本の民主主義発展のために、この制度普及のために引き続きこの投票だけは
  お願いします。
K.I.

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