オーストラリアからの便りーー高齢者の運転免許

2012-11-01
小生 昭和37年(1962) 普通自動車免許証(及び原付き二輪車)取得。以来 更新を何回か重ね今日に至っている。
約50年間 交通事故もなく 無事に車を運転してきた・・・・そして何時の間にか『高齢者の仲間入り』している。
海外生活、25年目になり、当地では毎日 車なし生活できないので、当然 ドライヴしている。この間 無論日本でも、たまさか 車を運転するが、幸い交通違反など経験なく 運転免許証・裏側は真っ白。
ご承知のように、運転免許証更新は その人の誕生月前 6ヶ月以内と決められている。
私は 個人的事情から 現在保有のDriver’s Licenseは2年前(平成22年9月)、一時帰国時に更新 平成25年2月まで有効。その時は 警察からの通知に従い、指定の教習所を予約、「高齢者特別講習会」に参加の上 視力検査や運転実務もテストされた。合計 5,800円支払った。
そこで 疑問 ;
 
 1.高齢者対象に 何故3年毎に 『講習会や運転テスト』を受けねばならないのか?
   友人の説明では ”高齢者ドライバーの交通事故が増えているので数年前から始まった”とか。
 2.警察の指示に従い、現在所持の『運転免許証』、有効期限前に(即ち、期限前更新)警察指定の教習所に電話し、予約を取った上で 3時間程度の講習会を受け、更に 車の実地テストを受けねばならない。視力検査・色盲テストもやる。うわさでは、近々 『ボケ具合テスト』も実施されるとか。
 3.もし、『運転免許証』が不要ならば、申請により ”運転免許の取り消し” は出来る。その際、写真1枚(最近6ヶ月以内撮影のもの)添付し、費用 1,000円 払って 申請書に記入する。これらが 問題なければ『運転経歴証明書』が発行される。     
   要するに 身分明書みたいなもの。但し、現在 『運転免許証・取り消し希望高齢者が多い』ため、申請後、『運転経歴証明書』発行までに 2週間以上 時間がかかるとか。 
 4. 3.の 運転経歴証明書 不要ならば、わざわざ 上記手続きは 無論 必要ありません。 
**** 私の問題提起 ****
 A)   この運転免許証更新システム は、User に対する いっしゅの 『いじめ』ではないか?
 
 B)  運転免許証の 発行元は各都道府県の 『公安委員会』。
 
 C)  各地にある 教習所や 教則本等発行所は どうやら 警察庁(各地の警察署)や公安委員会OBの天下り先になっているらしい。 いわば ひも付きで もたれあい、 うちうちに 仕事を分け合っているのではないか?
 
 D)  この システムは もっと 合理化できると思う。めったやたらに 組織を細かく分けて さほど 重要でない業務をわざと作り出しているように見える。
 E) User の立場に立った 物の見方・視点が 欠けている上、『公安委員会・警察のご都合だけ優先』でやっている(と思う)。
 F) ”高齢者運転による交通事故・急増” 情報は どこまで正確か? データにより キチンと説明して欲しい。
世界の国々の ”運転免許証” 実情を 至急 調査し、『日本のシステムはオカシイのではないか?』と認識し、正すべき点は直ちに正してもらいたいものだ。因みに Australia では こんなバカらしい Driver’s License の仕組みは なく 実に簡単に取得できる上、費用も 殆どかかりません。『車社会だから』? でしょうか。
下手な文章でスイマセンが、私の 言わんとする所を お汲み取り頂ければ さいわいです。
Ciao ! Ciao !
小 林 昌 三
豪州田舎住まいの 半ヒマ人 より
   

コメント2件

  • 早房長治 | 2012.11.04 11:50

     小林さんのご意見はかなり正しいと思う。75歳以上の後期高齢者に若い人に比べて時間と費用のかかる講習を課する正当な根拠はないと思う。高齢者の事故数は近年増加しているが、運転する高齢者が増えているせいかもしれない。
     
     公安委員会と警察の認識に承服できないのは、高齢者になると運転能力が著しく落ちると考えている点である。動態視力などが劣化することは間違いないが、運転速度を少し落として運転すれば、何の問題もない。日本人の長寿化に伴って、高齢になっても安全に運転できる能力を備えている人が増えているのではないか。

     警察が天下りを含めた退職者を食べさせるシステムをつくり上げていることは、ほぼ間違いないであろう。どうしても面倒な免許更新システムを高齢者に課そうというなら、費用は国か地方自治体が負担するのが当然ではないだろうか。

     高齢者の運転免許制度について、多くのシニアの声を聞きたいと思う。それを基に「挑戦するシニア」として高齢者向け運転免許システムの改革を提案してもいいと考える。

コメントを書く







コメント内容



Copyright(c) 2012 Striving Senior, All Rights Reserved.